ぜんそくになるリスクが高い子どもは、生後数か月間に一部の重要な腸内細菌が不足している可能性があるとの研究結果がScience Translational Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。ぜんそくが増加傾向にある理由を説明する一助となる成果だそうです。専門家らによると、喘鳴、せき、呼吸困難などの症状が生涯続くぜんそくは1950年代以降、患者数が急増。特に欧米側諸では、ぜんそくにかかる子どもの割合が最大20%に及んでいるとも。一方で発展途上諸国では、患者数の増加はみられないのだそうです。そのため、環境的要素や、帝王切開出産の割合増、授乳における粉ミルクへの依存、抗生物質の乱用など、現代の生活様式そのものが原因となっている可能性が指摘されていたそうです。今回の研究結果は、ぜんそくに対抗する免疫系の保護に関連すると思われる腸内細菌4種類を初めて特定。環境を清潔にしすぎているとする衛生仮説の裏付けになるそうです。新生児の免疫系が確立されるのは、生後初期だとも。
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