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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

椎間板性腰痛に新治療法

2013-05-09 08:30:11 | 研究
腰痛治療の新しい治療法として、幹細胞を豊富に含んでいる骨髄を採取して濃縮し、再注入することによって、磨滅してしまった脊椎椎間板を修復することが有効なのかもしれないという研究成果が発表されたようです(QLife Pro)。濃縮させた骨髄細胞の注入を受けた患者24人の経過を研究したそうです。対象となった患者には3カ月~1年にわたって持続する慢性腰痛があり、画像検査を行った場合にどの患者にも脊椎の椎間板に変性または損傷がみられたそうです。手術の前に骨髄治療を試してみることを提案したそうです。この治療法は、腰の後部から針で骨髄を採取し、細胞を濃縮した後、損傷した椎間板の周りに注入するというもの。骨髄注射を受けた24人のうち半分は、30カ月以内に別の治療を受けたため、確認できなかったが、別の治療を受けていない12人のうち10人は注射後2~4カ月以内に痛みがなくなってきたというもの。1年後、8人に痛みの軽減がみられたそうです。2年後には、5人が「腰痛が改善した」と回答。しかし、今回の研究では比較のための対照を置いていないことを指摘しす声も。慢性疼痛患者の症状には変動があり、最も悪化している時に治療を受けるため、その後改善したように感じることが多いそうです。最初は有望にみえた治療も実は効果がなかったり、反対に有害であったこともこれまでにあったそうです。さて、本当のところはどうでしょうか。
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