米国疾病対策センター(CDC)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって発症するがんの約92%は、HPVワクチンの接種によって予防可能だと発表したそうです(AFPBB NEWS)。CDCは、HPVワクチンの接種率を向上させることが重要な優先事項だと訴えているとのことです。CDCの最新報告によると、2012年から2016年の間にHPVが原因で発症したと推定されるがんは、年平均約3万4800例。このうち年間3万2100例以上のがんを未然に防げた可能性があるとのことです。HPVによるがんは男女ともに発症し、発症部位は女性器の外陰部や膣、子宮頸部、男性器の陰茎の他、肛門、中咽頭など。CDCでは、11~12歳に達した全ての子どもに対し、ウイルスに感染する機会にさらされる前にHPVのワクチンを接種することを推奨しているそうです。しかし新たな統計によると、13~17歳の予防接種率はほとんど増加していないそうです。CDCの報告はさらに、HPVのワクチン接種は通常26歳以上には推奨されていないが、27~45歳の間で接種を受けたことがなく感染リスクがある場合は、接種の効果を得られる可能性もあるため、医師と相談することを勧めているとのことです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3241034?cx_part=search
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