また、ニュースです。皮膚の線維芽細胞に遺伝子を導入して神経細胞の作成に成功したということです。「ES細胞」や「iPS」とどこが違うのかといえば、今回の場合では操作したすべての細胞が神経細胞のみになったということで、未分化の細胞や別の細胞になっているものが混在しないということだと思います(もちろん、詳細に検証しなければなりませんが)。未分化の細胞が混在していると、腫瘍化(癌化)する恐れがあるため、実際に再生医療に用いる場合には十分な注意が必要であると考えられていると思います。そして、他の細胞が混在していても組織や器官としては問題が出ると思われます。ですので、今回は神経細胞ですが、こうした形で皮膚の細胞から目的とする細胞のみを作成することができるとなれば、再生医療の普及化に向けてさらなる大きなステップとなると思います。もちろん、今回の細胞でも十分に大きなステップであることは間違いありません。世の中はどんどん進歩していきます。そういう状況の中で、自分は.....。頑張らないと。
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