マンガを使ったeラーニングによってうつ病の発症率が1/5に減少することが確認されたそうです(財経新聞)。働く人のうつ病が増加していいますが、これまでのストレスマネジメントは、抑うつや不安を減らす効果があることは分かっていたものの、うつ病を予防できるかどうかについては不明だったそうです。今回の研究では、「過去1ヶ月以内の大うつ病性障害に該当しない」などの基準を満たすIT系企業の社員762人を、マンガを用いたeラーニングプログラム(全6回)を受講するグループと受講しないグループに分けて、その後1年間の大うつ病性障害の発症数を調べたそうです。その結果、プログラムを受講したグループは、受講しないグループに比べて約1/5になることが分かったというもの。今後は、現在のeラーニングを改良し、さらに大規模な試験で効果を確認するとともに、認知行動療法を用いたeラーニングが働く人のポジティブなメンタルヘルスや生産性に与える効果についても研究を進めていく予定だそうです。
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