健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

アトピー性皮膚炎になりやすい体質かどうかを決める遺伝子

2012-10-11 08:30:54 | 研究
アトピー性皮膚炎になりやすい体質かどうかを決める遺伝子上の特徴を特定したそうです(NHK NEWSWEB)。3300人の日本人患者を対象にしたDNA解析で特定したということで、発症の仕組みの解明や新たな治療薬の開発につながると期待されます。アトピー性皮膚炎になりやすい体質かどうかを決めるDNAの配列はこれまで海外で報告されている7か所以外に、新たに8か所あることを確認したそうです。この配列の中には免疫に関係する遺伝子のほか、血液中の濃度が低いとアトピー性皮膚炎になりやすいとされてきたビタミンDの代謝遺伝子などが含まれていたそうです。また、アトピー性皮膚炎と気管支ぜんそくに共通の遺伝子上の要因があることが裏付けられたとも。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猫もアルツハイマーに

2012-10-10 08:30:19 | 研究
長崎県対馬に生息する国の天然記念物のツシマヤマネコで、アルツハイマー病の患者と同じような脳の変化が起きたことが発表されました(MSN産経ニュース)。ヤマネコ14匹のうち5匹の脳の神経細胞に、アルツハイマー病と同じような異常なタンパク質が蓄積しているのを確認したというものです。5匹に認知症の症状が出ていたかどうかは不明だそうですが、異常が見つかったヤマネコの多くは高齢とみられ、加齢に伴って進行する一般的なアルツハイマー病と似ていたということです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノーベル医学・生理学賞

2012-10-09 08:30:30 | 研究
とうとうやりましたね。京都大学の山中教授がノーベル医学・生理学賞を受賞しました。50歳での受賞。様々な種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)を作製したことが受賞理由ですね。iPS細胞が世に出て、6年。随分早い受賞ですね。今回の受賞は単独受賞ではなく共同受賞。もう一人の受賞者は英国のジョン・ガードン博士だそうです。ガードン博士は、オタマジャクシの細胞の核を、核を除去した卵子に移植することで、同じ遺伝子をもつオタマジャクシを誕生させた研究者。成熟した動物の体細胞にも、潜在的にすべての細胞に変化する能力が残っていることを示し、iPS細胞作製への道を開いたということが受賞理由。授賞式は同賞の創設者アルフレッド・ノーベルの命日にあたる12月10日、ストックホルムで開かれるそうです。ノーベル医学・生理学賞。憧れますね。ちなみに、賞金の800万クローナ(約9500万円)は2人の受賞者で分けられるそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東大27位

2012-10-08 08:30:59 | 研究
英国の高等教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が今年の「世界大学ランキング」を発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。論文の引用数、研究者や企業による評価、学習環境などを点数化したランキングだそうです。世界1位は昨年に続き、米カリフォルニア工科大。2位は英オックスフォード大、3位は米スタンフォード大。トップ10は米国(7校)と英国(3校)が独占し、米ハーバード大は昨年の2位から4位に転落したとも。日本の東京大は前年の30位から27位に順位を上げ、アジア首位の座を守ったそうです。日本勢はトップ200に昨年と同じ5校が入ったとも。東大以外の日本勢は京都大54位(前年52位)、東京工業大128位(108位)、東北大137位(120位)、大阪大147位(119位)と、いずれも前年より順位を落としたそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノーベル賞

2012-10-07 08:30:01 | 研究
今年もノーベル賞が発表される時期になりました。10月8日から順次発表予定ということですが、今年も注目されるのはiPS細胞の開発者である京都大学の山中伸弥先生が生理学・医学賞を受賞するかどうかですね。山中先生以外にも日本人の受賞候補者は挙げられているそうです。毎年、地元の科学ジャーナリストらが、発表直前のこの時期に受賞者を予想しているスウェーデンの公共ラジオ局P1でも、山中先生が生理学・医学賞の有力候補者に挙げたそうです。さて、結果は。注目ですね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

iPS細胞から卵子を作成し、マウス誕生

2012-10-06 08:30:13 | 研究
さまざまな組織や細胞の元になる能力がある人工多能性幹細胞(iPS細胞)から卵子を作り出し、マウスを誕生させることに世界で初めて成功したというニュースが発表されました(MSN産経ニュース)。昨年8月にマウスのiPS細胞から精子を作製しているので、理論的にはiPS細胞から作製した卵子と精子を受精させ、新たな生命を生み出すことが可能になったということになります。マウスの雌の胎児の細胞からiPS細胞を作製し、特定のタンパク質を加えて分化を促し、精子や卵子の元になる「始原生殖細胞」を試験管内で作ったそうです。これを、別の雌の胎児から取り出した体細胞と混合させて培養し、卵巣に似た組織を体外で作った上で、雌マウスの卵巣に移植し、卵子を育てたそうです。約4週間後、移植先から卵子を取り出して体外受精させたところ、健常なマウスが誕生したそうです。このマウスが親となり、孫にあたる子供を産めることも確認したとも。胚性幹(ES)細胞でも同様の結果が得られたそうです。ただ、受精卵から子供が誕生する確率は、ES細胞から作ると通常の約4分の1、iPS細胞ではさらにその半分程度にまで下がったそうです。細胞分裂の過程で何らかの問題が発生している可能性が高いそうです。倫理面を含めて、まだまだハードルはありそうですね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テング熱

2012-10-05 08:30:28 | 研究
高熱を発症するデング熱が東南アジアを中心に流行しているそうです(YOMIURI ONLINE)。デング熱は、デングウイルスの感染で高熱や関節痛が起き、その後発疹が出る感染症で、ショック状態に陥り死亡するケース場合もあります。今年に入り、日本に入国して発症する患者も150人近くに上り、この10年で最大だった2010年に並ぶ勢いで増えているそうです。国立感染症研究所は、旅先での虫よけや発症時の早期治療を訴えているとのことです。国立感染症研究所などによると、今年になりフィリピンで8万7000人、ベトナムで3万6000人など、東南アジア6か国で計18万人近い感染が報告されたとのこと。国内でも9月23日までに旅行者ら計146人が発症、昨年の同時期の2倍強に。この10年の中でも急増した一昨年同時期の計174人に迫っているそうです。デング熱はヤブ蚊が媒介し感染が広がるものだそうです。東南アジアでは都市への人口集中に伴い、屋内でも繁殖するネッタイシマカが増え、年々流行が広がっているとみられています。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呼吸のメカニズム

2012-10-04 08:30:50 | 研究
無意識に行われる呼吸は、延髄の神経を構成するグリア細胞の一種「アストロサイト」がコントロールしていることが突き止められたそうです(時事通信)。これまで、呼吸の基本的なメカニズムははっきり分かっておらず、解明されたのは初めてだそうです。研究では、ラットの脳から延髄を取り出して観察し、息を吸う際に神経細胞が働いていることは分かっていたが、神経細胞の活動に先立ってアストロサイトの一部が活動を始めることを発見したというものです。このアストロサイトを興奮させると、神経細胞の活動を引き起こすことも確かめたそうです。アストロサイトが神経細胞の活動を促し、横隔膜などの呼吸筋を動かしていると考えられるそうです判断した。息を吸い終わると、神経細胞の活動が停止するなどし、息を吐く動作に移ると考えられるそうです。、教科書には、反射による制御に関しての記載がありますが、このアストロサイトと反射との関係はどうなるのでしょうか。興味深いですね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糖尿病治療とうつ病

2012-10-03 08:30:18 | 研究
糖尿病の患者はうつ病を併発して病気を悪化させやすいそうです(NHK NEWSWEB)。糖尿病患者がうつ病になる割合は10%と、一般の2倍以上に上るとする調査結果があるそうです。うつ病で意欲が低下すると、食生活が乱れるなどして糖尿病が悪化し、これが負い目となってうつ病も悪くなる悪循環に陥りやすいということです。したがって、糖尿病の治療でも、意欲の低下などうつ病の兆候がないか気をつけ、必要に応じて精神科医に相談すべだそうです。難しい問題ですね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大学院生・研究員募集

2012-10-02 08:30:04 | 研究
豊橋創造大学大学院修士課程健康科学研究科生体機能学分野(生理学研究室)では大学院生および研究員を募集しています。
現在、当研究室では1)骨格筋可塑性発現機構の解明、(2)組織幹細胞による再生機構の解明、(3)サルコペニア・ロコモティブシンドロームの分子機構解明、(4)全身糖脂質代謝改善策、について最新の細胞分子生物学的手法を用いて検討を進めています。もちろん、宇宙医学も主な研究テーマの1つです。
 これらの研究に興味がある方、あるいは「健康」に興味があり、やる気と実行力(根気)がある大学院生を歓迎します。文系、理系、出身学部を問わず広い分野からの応募をお待ちしています。詳細はお問い合わせください(長期履修制度やTA制度等大学院生支援制度も用意しています)。
 もちろん、研究室の見学も大歓迎です。研究に多少でも興味のある方は、まずはお気軽にご連絡ください。

詳細は研究室HP(http://www.sozo.ac.jp/professor/goto_katsumasa/index.html)をご覧ください。


来月以降予定されている平成25年度一般入試および社会人選抜入試の日程は以下の通りです。


社会人選抜入試二期


願書受付期間(必着):
平成24年11月7日(水)~平成24年11月22日(木)

入試日:
平成24年11月28日(水)

合格発表:
平成24年12月4日(火)



一般入試二期および社会人選抜入試三期(共通)


願書受付期間(必着):
平成25年2月12日(火)~平成25年2月25日(月)

入試日:
平成25年3月1日(金)

合格発表:
平成25年3月9日(土)



応募要項や願書締切など大学院の入試および全般的な事柄についての詳細は、本大学院HP(http://www.sozo.ac.jp/department/health-science/)をご参照ください。
お気軽にお問い合わせください。


研究員は随時募集しています。まずは連絡をお待ちしています。


連絡先

豊橋創造大学大学院健康科学研究科
生体機能学分野
後藤勝正
〒440-8511 愛知県豊橋市牛川町松下20-1
E-mail:goto「アット」sozo.ac.jp(「アット」の部分は、@に変更してください。)

豊橋創造大学入試広報センター
TEL:050-2017-2100

たくさんのご応募お待ちしています。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする