世界中で今年がんと診断される患者1500万人のうち、安全で適切な外科手術を受けられる患者は4分の1に満たないとの調査結果がLancet Oncologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。外科手術は、がんの制御や治療の要で、症例の8割で必須とされるものの、患者の75%以上は現在の居住地で手術を受けることができないとのです。ザンビアやモンゴルなどの低所得国に暮らす人々の状況は最悪で、基本的ながん手術を施される患者は全体の5%にすぎないそうです。
妊娠中に喫煙していた母親の子どもや、喫煙者がいる家に生まれた子どもは、行動障害を発症する確率がほぼ2倍になるとの調査結果がPLoS ONEに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。フランスの小学生約5200人を対象とした調査で、受動喫煙と、攻撃、反抗、うそや不正行為などのさまざまな問題行動との関連性が明らかに。発達段階にある、特に生後数か月間の脳にニコチンが及ぼす毒性作用が原因である可能性があるということです。さらに、胎内や生後の早い段階でニコチンにさらされた子どもは、不安に陥りがちになるなどの気分障害を発症するリスクが高くなるも。
世界の高齢者の半数以上にあたる約3億人が、長期的なケアを受けられずにいるとする報告を、国際労働機関(ILO)が発表したそうです(AFPBB NEWS)。高齢化が急速に進む中、問題視しています。日本やドイツなど国民全員に長期ケアを提供している国に暮らす人々は、世界人口のわずか5.6%しかいないそうです。一方、アフリカでは高齢者の9割以上が、必要な長期ケアを利用できていないそうです。また欧州にみられるような最も「手厚い対応」が施されている国でも、高齢者の長期ケア予算は国内総生産(GDP)のわずか2%以下だそうです。つまり富裕国に暮らしている高齢者でも、その多くは長期ケアの全額自己負担を強いられているというのでしす。今回の研究では、高齢者のニーズに応えていくためには、世界全体でさらに1360万人のケアワーカーが必要なことを示しているそうです。
今年二人目の日本人ノーベル賞受賞者。昨日のノーベル生理学・医学賞に続いて今度はノーベル物理学賞です。スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2015年のノーベル物理学賞を、謎の多い素粒子ニュートリノに質量があることを突き止めた東京大学宇宙線研究所の梶田隆章所長ら2人に贈ると発表しました(YOMIURI ONLINE)。昨夜より、大騒ぎですね。知的探求心は素晴らしいものだと思います。
2015年のノーベル生理学・医学賞を大村智・北里大特別栄誉教授ら3人が受賞。また、日本人研究者の受賞です。大村先生の研究業績に関する記事がありましたので紹介します(YOMIURI ONLINE)。大村先生は、抗寄生虫薬「イベルメクチン」のもとになる物質を発見した方だそうです。途上国の寄生虫病患者に年1、2回使用することで、失明を防ぐ薬の開発につなげた業績が、高く評価されたたそうです。ちなみにイベルメクチンは年間2億人以上が使っているそうです。地道な努力が必要ということと受け取り、自らを叱咤激励するのみです。
寝る前にコーヒーを飲むと、予定の就寝時間に眠りにつくのが難しくなり、朝起きるのがさらに辛くなるのは、カフェインによって体内時計が乱されるからだとする研究結果がScience Translational Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この研究は。カフェインを含む飲料を夜に飲むことで就寝と起床が遅くなる理由を説明するだけでなく、将来的には、時差ぼけの影響を抑える目的でカフェインを使用するのに適したタイミングについてのヒントをたらす可能性もあると考えられています。研究は、被験者5人を対象に行われ、それぞれに、就寝3時間前にダブル・エスプレッソの含有量に相当するカフェインを摂取させる、明るい光にさらす、プラセボ(偽薬)を与える群を設定。被験者をさまざまな条件下に置いて調査するこの実験は49日間にわたり実施。その間、被験者の唾液を定期的に検査し、睡眠と覚醒の周期を自然に調節するホルモン「メラトニン」の濃度を調査。その結果、低光量の条件下でカフェインを摂取させた被験者は、約「40分間のメラトニン概日(24時間周期)のリズムの位相後退(遅い時間へのずれ)」を経験したことが、今回の実験で分かったそうでうす。一方、就寝3時間前に明るい天井照明にさらされた被験者では、体内時計に85分間の遅れ、またカフェイン摂取と明るい光の両方の条件下に置かれた被験者は、体内時計に105分間の乱れが生じたそうです。カフェインが、人間の体内時計に影響を与えることを示したのは、今回の研究が初めてだそうです。
年齢や生活習慣などに応じ、10年以内に胃がんが発症する確率を予測するモデルを、国立がん研究センターが発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。1
993年から2009年まで、6地域の40~69歳の男女計約1万9000人を追跡調査して、性別や年齢、ピロリ菌や慢性胃炎の有無や、喫煙、塩分の高い食事など生活習慣の危険因子を踏まえ、胃がんを発症する危険性を分析したそうです。その結果、慢性胃炎を持っている70歳の男性では、〈1〉喫煙〈2〉親か兄弟姉妹に胃がん患者がいる〈3〉塩分の高い食習慣――の三つの危険因子を全て持つ場合、10年以内に胃がんを発症する確率は約15%になったそうです。ピロリ菌と慢性胃炎がない40歳男性では、喫煙など他の危険因子もない場合、発症確率は0・04%だったとも。
993年から2009年まで、6地域の40~69歳の男女計約1万9000人を追跡調査して、性別や年齢、ピロリ菌や慢性胃炎の有無や、喫煙、塩分の高い食事など生活習慣の危険因子を踏まえ、胃がんを発症する危険性を分析したそうです。その結果、慢性胃炎を持っている70歳の男性では、〈1〉喫煙〈2〉親か兄弟姉妹に胃がん患者がいる〈3〉塩分の高い食習慣――の三つの危険因子を全て持つ場合、10年以内に胃がんを発症する確率は約15%になったそうです。ピロリ菌と慢性胃炎がない40歳男性では、喫煙など他の危険因子もない場合、発症確率は0・04%だったとも。
ピンク色のマスクが白色マスクよりも女性の見た目の魅力を上げることが明らかになったそうです(財経新聞)。近年、マスク装着者の増加に伴い、マスクのつけ心地だけでなく、デザインや装着時の見た目などの二次的な機能も重視されるようになってきているようです。今回の研究では、ピンク色と白色のマスクをつけた20~30歳代の女性20名の顔画像をコンピュータ画面上に1枚ずつ呈示し、18歳以上の男女合計33名の評価者が顔画像1枚ごとに感じる外見的魅力を1~100の範囲で評定。その結果、「平均的な魅力の顔」の女性はピンク色が白色に対して魅力が4%アップすること、「魅力の高い顔」の女性は魅力が5%アップすることが明らかになったというもの。評価の際には、順序の影響をなくすために、ピンク色または白色のいずれかのマスクを装着した画像を一度だけ評価し、同じ人物の画像を二度見ることがないようにしたそうです。実験に用いた顔画像は、予め別の評価者によってマスクを着けていない状態で評定を済ませてあったとも。
オーストラリア医師会、試合中にノックダウンされて意識不明になった28歳のボクサーが死亡したことを受け、ボクシングを禁止するよう求めたそうです(AFPBB NEWS)。このボクサーは第12ラウンドにノックアウトされて危篤状態となり、Sydney市内の病院に搬送され、家族が生命維持装置のスイッチを切ることに同意し、死亡したそうです。オーストラリア医師会は、ボクシングというのはもともと、脳に出血や取り返しのつかない損傷を起こして命を落としたり、脳に障害を負ったりする事態が起こり得るようになっていると。したがってオーストラリア医師会としてはボクシングを続けてはいけないと考えていると。
慶応大学の研究成果として、乳酸アシドーシスにつながる血中乳酸値の上昇に対して、酸素濃度センサー分子であるプロリン水酸化酵素PHD2を不活性化させることによって、肝細胞がより多くの乳酸を血中から取り込むことで血中乳酸値を低下させるメカニズムを解明したと発表(慶應義塾大学)があったそうです。乳酸アシドーシスは、心不全、敗血症などの重篤なショック状態により血中乳酸値が上昇することで引き起こされる病態で、致死率が約50%と高く、早急な対応が求められているそうです。これまでは、細胞の酸素濃度センサーであるPHD2が不活性化すると、低酸素応答が活性化して、大量の乳酸が細胞から血中に放出されるとされていましたそうですが、今回の研究によって、肝細胞における低酸素応答は、乳酸の放出を亢進させるのではなく逆に乳酸の取り込みを活性化させるという、従来の認識を覆すものだったそうです。