http://www.medtronic.com/us-en/healthcare-professionals/products/cardiovascular/heart-valves-surgical/avalus-bioprostheses.html
新しい人工弁がMedtronicから発売されました。Medtronicの人工弁というと、豚弁のMosaicでしたが、あたらしく牛弁を製作しました。弁尖の辺縁にかかるストレスが、ステントの柔らかさにより低減し、より長期間の使用に耐えうる構造になっているといわれています。弁口面積もMagana弁よりも大きいというのがメリットです。将来のTAV-IN―SAV(Vaile in Valveテクニック)を念頭に、ステントの基礎部分が固くなっている構造です。
実際に弁輪部分のステントが非常に堅いのでTAV-IN-SAVには適しているのでしょうが、自己の弁輪に対する追従性が悪くフィッティングが悪いという危険性があります。これにより、バルサルバ洞が狭い、ST接合部が狭い症例には入れにくく、最悪、弁輪が整理的な位置から変形して、それによって冠動脈入口部が変形したことにより、冠動脈閉塞が起こるリスクがあります。冠動脈口が大動脈弁輪より近く、かつ、バルサルバ洞が小さい狭小弁輪にはこのリスクがあります。また、これも糸結びの順番などにも影響されるため、結ぶ順番が悪くて、不運が重なると冠動脈閉塞が起こる、ということかもしれません。
この新しい人工弁の説明会が昨日都内で開催されました。全国から心臓血管外科の部長クラスが150人ほど集まりました。
企業のほうからの説明会ではどうしてもNegativeな側面が出てきませんが、勉強になりました。人工弁の業界もいろいろと変化がものすごい勢いで起きています。
新しい人工弁がMedtronicから発売されました。Medtronicの人工弁というと、豚弁のMosaicでしたが、あたらしく牛弁を製作しました。弁尖の辺縁にかかるストレスが、ステントの柔らかさにより低減し、より長期間の使用に耐えうる構造になっているといわれています。弁口面積もMagana弁よりも大きいというのがメリットです。将来のTAV-IN―SAV(Vaile in Valveテクニック)を念頭に、ステントの基礎部分が固くなっている構造です。
実際に弁輪部分のステントが非常に堅いのでTAV-IN-SAVには適しているのでしょうが、自己の弁輪に対する追従性が悪くフィッティングが悪いという危険性があります。これにより、バルサルバ洞が狭い、ST接合部が狭い症例には入れにくく、最悪、弁輪が整理的な位置から変形して、それによって冠動脈入口部が変形したことにより、冠動脈閉塞が起こるリスクがあります。冠動脈口が大動脈弁輪より近く、かつ、バルサルバ洞が小さい狭小弁輪にはこのリスクがあります。また、これも糸結びの順番などにも影響されるため、結ぶ順番が悪くて、不運が重なると冠動脈閉塞が起こる、ということかもしれません。
この新しい人工弁の説明会が昨日都内で開催されました。全国から心臓血管外科の部長クラスが150人ほど集まりました。
企業のほうからの説明会ではどうしてもNegativeな側面が出てきませんが、勉強になりました。人工弁の業界もいろいろと変化がものすごい勢いで起きています。