横須賀うわまち病院心臓血管外科

お気軽にコメントいただければ、一般の方の質問にも心臓血管外科専門医が答えます。

移転後は、うわまち病院南館をどうするのか?

2019-01-18 22:02:40 | 心臓病の治療
 国立横須賀病院から横須賀市立うわまち病院と新しく市の病院として生まれ変わってから、うわまち病院南館が建設され、そこには新しい病棟、リハビリテーションセンター、手術室、眼科外来などが設置されています。実際の病院の中心の一つである手術室には多くの最新の手術器材などが設置されています。泌尿器科で使用している手術ロボット「ダビンチ」もその一つです。心臓血管外科においても、診療の最も重要な手術はこの南館の一番広い4号室で主に行われています。この南館、まだ築12年ほどで、おそらくこのまま使用していけば、まだ数閏年使用可能な状態ですが、もし病院移転した場合は、この建物は取り壊してしまうのでしょうか?それとも何か新しい使い道はあるんでしょうか?その意味で、病院移転は数十億円の無駄が発生することを既に含んでいます。

 基本的にこの南館は、同じ敷地内で横須賀市立うわまち病院を新築移転した場合に、新館と連結して使用し続ける計画で建造されたものです。そのあと、前市長が選出されて、新病院計画が頓挫し、今度は新しい市長になって全く新しい方針になって動いてしまっている現状では、先行きがかなり不透明です。

 心臓血管外科も開設して10年ですが、新築移転後も存続し続けていけるかどうかは、その土地のニーズがあるかどうかにかかっています。
 
 うわまち病院移転後は、中央地区に新しい病院を新設する必要性が出てくると考えられます。
コメント
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