小開胸による弁膜症手術が広まるなか、小開胸には適さない症例の場合、出来るだけ低侵襲で手術をしようとした場合の一つのチョイスが、胸骨部分切開による手術です。通常の胸骨正中切開よりも半分以下の創で手術でき、特に、胸骨が左右に離断されていない分、胸郭の固定がいいため、術後の呼吸障害が起きにくいと考えられます。術中、片肺を虚脱する必要もないため、肺機能の悪い症例や、特に高齢の患者さんには適しています。
右小開胸と、胸骨部分切開の使い分けにより、今後ますます小開胸手術元旦から、普及するものと思われます。
右小開胸と、胸骨部分切開の使い分けにより、今後ますます小開胸手術元旦から、普及するものと思われます。