横須賀市立うわまち病院は2002年に国立横須賀病院が横須賀市に移管され、横須賀市立うわまち病院として新たに地域医療振興協会に指定管理者として運営を開始になり、心臓血管外科は2009年に開設されております。
2014年からは心臓血管外科専門医基幹施設に認定され、心臓血管外科医の育成も自治医科大学さいたま医療センターの関連施設として、スタッフのローテートをしながら行っております。2018年からは一人増加して5名体制で診療しています。専門医取得を目指して個人の習熟度に合わせた術者経験が積めるような執刀、助手の配置をしております。また、他科と連携して外科専門医やステントグラフトの基礎経験が取得できるように配慮しています。
また、うわまち病院は地域の医療を担う中核病院として、救命救急センターでは年間6000台以上の救急車を受け入れ、28診療科で地域の完結型の医療を目指しております。
心臓血管外科開設後10年目にあたる2018年は303件の手術件数があり、うち、心臓胸部大血管手術は110件でした。部長交代、体制変更後に大幅に件数が増加した2017年よりも若干件数は減少しましたが、目標である100件以上の心臓胸部大血管手術件数を維持できました。2018年は特に、4月から小開胸の弁膜症手術が新たに保険加算が認められるようになったことで、うわまち病院でも小開胸の手術が大幅に増加しました。特に手術器材がそろった8月以後に可能な症例は標準術式として採用したことにより更に増加傾向にあります。特にそれまで僧帽弁形成術を主に対象としておりましたが、大動脈弁、三尖弁、心臓腫瘍、心房中隔欠損症など適応を広げております。また、保険加算の対象とはまだなっていない左小開胸の冠動脈バイパス術も可能な症例は実施しております。小開胸手術を行った患者さんの術後回復が速く、合併症も少ないので、退院までの期間が短縮し、合併症に対する追加手術が減少しました。今後もこの傾向は更に進んでいくものと考えられます。
2018年の手術実績
手術件数 303件 うち、心臓胸部大血管手術 11件
腹部大動脈瘤(腸骨動脈瘤含む) 43件 末梢動脈手術 9件
透析用シャント造設術 20件 下肢静脈瘤レーザー治療 118件
心臓胸部大血管手術の内訳
虚血性心疾患 冠動脈バイパス術 30(全て人工心肺非使用手術、 左開胸8件)
弁膜症手術 51件
大動脈弁置換術 21件(うち右小開胸 8)
僧帽弁置換術 2件(うち右小開胸 2)
僧帽弁形成術 22件(うち右小開胸 12)
三尖弁形成術 2件(うち右小開胸 1) = 三尖弁単独手術
三尖弁輪縫縮術併施 8件(うち右小開胸 3)
大動脈弁置換+僧帽弁形成術 1件(うち右小開胸 1)
大動脈弁置換+僧帽弁置換術 1件(うち右小開胸 0)
大動脈基部再建術(Bentall) 2件
胸部大動脈手術 25件
急性大動脈解離 13件
上行大動脈置換術 8件
部分弓部大動脈置換 1件
部分弓部大動脈置換+大動脈弁置換 3件
大動脈基部再建術 1件
真性瘤
上行大動脈置換術 3件
弓部大動脈置換術 4件 (オープンステント挿入術 2)
部分弓部大動脈置換術 1件
下行大動脈置換術 1件
瘤切除+パッチ閉鎖術 1件
胸部大動脈ステント挿入術 2件
その他
右小開胸心臓粘液腫切除術 1件
右小開胸心房中隔欠損症閉鎖術 1件
左心耳切除術(縫縮含む) 3件(うち小開胸 2)
冠動脈-肺動脈瘻根治術 1件
心外傷に対する止血術 2件
2014年からは心臓血管外科専門医基幹施設に認定され、心臓血管外科医の育成も自治医科大学さいたま医療センターの関連施設として、スタッフのローテートをしながら行っております。2018年からは一人増加して5名体制で診療しています。専門医取得を目指して個人の習熟度に合わせた術者経験が積めるような執刀、助手の配置をしております。また、他科と連携して外科専門医やステントグラフトの基礎経験が取得できるように配慮しています。
また、うわまち病院は地域の医療を担う中核病院として、救命救急センターでは年間6000台以上の救急車を受け入れ、28診療科で地域の完結型の医療を目指しております。
心臓血管外科開設後10年目にあたる2018年は303件の手術件数があり、うち、心臓胸部大血管手術は110件でした。部長交代、体制変更後に大幅に件数が増加した2017年よりも若干件数は減少しましたが、目標である100件以上の心臓胸部大血管手術件数を維持できました。2018年は特に、4月から小開胸の弁膜症手術が新たに保険加算が認められるようになったことで、うわまち病院でも小開胸の手術が大幅に増加しました。特に手術器材がそろった8月以後に可能な症例は標準術式として採用したことにより更に増加傾向にあります。特にそれまで僧帽弁形成術を主に対象としておりましたが、大動脈弁、三尖弁、心臓腫瘍、心房中隔欠損症など適応を広げております。また、保険加算の対象とはまだなっていない左小開胸の冠動脈バイパス術も可能な症例は実施しております。小開胸手術を行った患者さんの術後回復が速く、合併症も少ないので、退院までの期間が短縮し、合併症に対する追加手術が減少しました。今後もこの傾向は更に進んでいくものと考えられます。
2018年の手術実績
手術件数 303件 うち、心臓胸部大血管手術 11件
腹部大動脈瘤(腸骨動脈瘤含む) 43件 末梢動脈手術 9件
透析用シャント造設術 20件 下肢静脈瘤レーザー治療 118件
心臓胸部大血管手術の内訳
虚血性心疾患 冠動脈バイパス術 30(全て人工心肺非使用手術、 左開胸8件)
弁膜症手術 51件
大動脈弁置換術 21件(うち右小開胸 8)
僧帽弁置換術 2件(うち右小開胸 2)
僧帽弁形成術 22件(うち右小開胸 12)
三尖弁形成術 2件(うち右小開胸 1) = 三尖弁単独手術
三尖弁輪縫縮術併施 8件(うち右小開胸 3)
大動脈弁置換+僧帽弁形成術 1件(うち右小開胸 1)
大動脈弁置換+僧帽弁置換術 1件(うち右小開胸 0)
大動脈基部再建術(Bentall) 2件
胸部大動脈手術 25件
急性大動脈解離 13件
上行大動脈置換術 8件
部分弓部大動脈置換 1件
部分弓部大動脈置換+大動脈弁置換 3件
大動脈基部再建術 1件
真性瘤
上行大動脈置換術 3件
弓部大動脈置換術 4件 (オープンステント挿入術 2)
部分弓部大動脈置換術 1件
下行大動脈置換術 1件
瘤切除+パッチ閉鎖術 1件
胸部大動脈ステント挿入術 2件
その他
右小開胸心臓粘液腫切除術 1件
右小開胸心房中隔欠損症閉鎖術 1件
左心耳切除術(縫縮含む) 3件(うち小開胸 2)
冠動脈-肺動脈瘻根治術 1件
心外傷に対する止血術 2件