MICS(小開胸の心臓手術)においては、施設の習熟度があがるまでは、ある程度技量に習熟した医師が執刀して施設の成績を安定させる必要がある為、その分、若手の執刀チャンスが減少してしまうことが考えられます。
特に若手に執刀チャンスの回ってくる大動脈弁置換術などは、小開胸では僧帽弁手術に比較して難易度が高いため、おそらく修練医にとって、回ってこなくなってしまいます。医局派遣でなりたっている横須賀市立うわまち病院心臓血管外科のような施設では、修練医が派遣される場合、執刀チャンスの少ない病院は人気のない病院ということになってしまう可能性があることが、危惧されます。
しかしながら、MICS導入前とMICS導入後の修練医の執刀経験は、うわまち病院では変化ありませんでした。これは修練医の成長・技術の習熟度が上がってきている為ではありますが、正中切開での手術の、より難易度の高い手術を執刀するチャンスが増えているためと考えられます。大動脈弁置換術の執刀が減った代わりに、弓部大動脈置換術や急性大動脈解離の執刀、冠動脈バイパス術の執刀チャンスが増えつつあるためです。
一方で正中切開でのカニュレーション、内胸動脈採取の修練医の経験は残念ながら少なくなっています。
昨日行われた胸部外科教育施設協議会では、そうした内視鏡手術も腹腔鏡下堪能的手術術のように、いずれは最初の執刀が回復ではなく現在は腹腔鏡手術であるように、心臓手術でも最初から内視鏡手術で執刀する、という時代がいずれはくるのではないか、との意見を頂きました。
MICSの場合は、大動脈弁よりも先に、僧帽弁形成術の執刀が修練医のチャンスがあると思います。
横須賀市立うわまち病院でも修練医にノットプッシャーでの糸結びの練習をするように(こうしたチャンスは突然来るもので)、指示をしています。
特に若手に執刀チャンスの回ってくる大動脈弁置換術などは、小開胸では僧帽弁手術に比較して難易度が高いため、おそらく修練医にとって、回ってこなくなってしまいます。医局派遣でなりたっている横須賀市立うわまち病院心臓血管外科のような施設では、修練医が派遣される場合、執刀チャンスの少ない病院は人気のない病院ということになってしまう可能性があることが、危惧されます。
しかしながら、MICS導入前とMICS導入後の修練医の執刀経験は、うわまち病院では変化ありませんでした。これは修練医の成長・技術の習熟度が上がってきている為ではありますが、正中切開での手術の、より難易度の高い手術を執刀するチャンスが増えているためと考えられます。大動脈弁置換術の執刀が減った代わりに、弓部大動脈置換術や急性大動脈解離の執刀、冠動脈バイパス術の執刀チャンスが増えつつあるためです。
一方で正中切開でのカニュレーション、内胸動脈採取の修練医の経験は残念ながら少なくなっています。
昨日行われた胸部外科教育施設協議会では、そうした内視鏡手術も腹腔鏡下堪能的手術術のように、いずれは最初の執刀が回復ではなく現在は腹腔鏡手術であるように、心臓手術でも最初から内視鏡手術で執刀する、という時代がいずれはくるのではないか、との意見を頂きました。
MICSの場合は、大動脈弁よりも先に、僧帽弁形成術の執刀が修練医のチャンスがあると思います。
横須賀市立うわまち病院でも修練医にノットプッシャーでの糸結びの練習をするように(こうしたチャンスは突然来るもので)、指示をしています。