田中直紀防衛相の問題。
マスコミが、いつの間にか「コーヒーを飲む・飲まない」の問題にすり替えようとしているようだ。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120207/plt1202071231005-n1.htm
そして、防衛や安全保障について質問した石破氏に対して「追及の中身がお粗末だ」と批判する。
いや、野党は、民主党みたいに、「誤読が多いから」という理由で、まったく意味のない「漢字の読み方テスト」をしたわけではない。
国政にとってはどうでもいい「カップラーメンの値段」などを聞いているわけではない。
漢字が読めなくても、前後の文脈である程度意味は通じる。
言葉を「間違えて使う」ことに比べれば、たいした弊害はないはず。
カップラーメンの値段を正確に答えられなくても、国政は行える。
しかし、今回は防衛相の仕事に関係のある事柄について質問しているだけだ。
たとえ、それが「オタクによる重箱の隅をつついたな質問」であったとしても、少なくとも「何を聞かれても、目の焦点が定まらない」ような人間を大臣にしていいのかどうか、それが問われているわけだ。
だから、石破氏に対して「そんな質問は細かすぎるよ」と指摘することはできるが、質問の中身については何の批判されるいわれはない。
むしろ、麻生氏に対して漢字テストやカップラーメンの値段を聞いた民主党議員は、「お前はバカか?」と非難されるべきだろう。
にもかかわらず、ニュースなどでは小倉智昭などが、必死に話を矮小化しようとしている。
http://www.j-cast.com/tv/2012/02/07121328.html
そして、天声人語。
http://www.asahi.com/paper/column20120208.html
<全文引用する>
よく知られる「珈琲」をはじめ、コーヒーには数十もの当て字があるという。「可否」もわりと流布していて、獅子文六(ししぶんろく)がかつて「可否道」という、コーヒー好きたちの小説を読売新聞に連載した▼作者は「可否」の当て字が好きだったらしく、登場人物に言わせている。「可否が、一番サッパリしているよ。それに、コーヒーなんてものは可否のどちらかだからな」。むろんこの可否は味の良し悪(あ)しで、国会審議を抜け出して飲むことの可否ではない▼さて、その問題に加え、大臣としての可否も問われる田中防衛相である。野党の質問に「国会内でコーヒーを飲まない決意」を神妙に答えた。いい人なのは分かるが、知識を試されるクイズのような質問にもたつく。素人ぶりをあぶり出そうと言論の府もレベルを落としている印象だ▼防衛と安全保障は一国の大事である。その本流をおいて、脇の水たまりでメダカすくいをしているような論議では情けない。おりしも沖縄をめぐる米軍再編の見直しが動きだしている。普天間問題の、軽くはない局面である▼20世紀初めのフランスの首相クレマンソーが、同時代の政治家2人を評して言ったそうだ。「ポアンカレは何でも知っているが、何も分からない。ブリアンは何も知らないが、何でも分かる」。基礎知識のおぼつかない防衛相には、励ましとなろうか▼何も知らない、何も分からない、が最悪なのは言うまでもない。可か否か。秘書官を代えた効果にわずかに期待してみるが。
これまた、かなりヒドいコラムだと思う。
『その問題に加え、大臣としての可否も問われる田中防衛相である』などとあるように、そもそもコーヒーを飲んだか飲んでいないかなど、どうでもいいことで、この大臣をこのままにしておいていいのかが問われていること。
それを、わざわざコーヒーの当て字など、どうでもいい話題を冒頭にもってきたのは、話を逸らそうとしているのか。
『素人ぶりをあぶり出そうと言論の府もレベルを落としている印象』と書くが、素人なのが問題などではなく、防衛に対して何の勉強もせず、前向きな姿勢もまったく感じられないのが問題だし、それ以前に、わからない質問に対する答弁など、その頓珍漢な対応は、議員としても失格である。
しかも、「防衛と安全保障などどうでもいい」と考えている朝日新聞の人間が、『防衛と安全保障は一国の大事である』と白々しく書いた上に、『その本流をおいて、脇の水たまりでメダカすくいをしているような論議では情けない』と書くセンスもレベルが低い。
さらに、クレマンソーの話を持ち出してきて、この大臣を励まそうとさえしている。
そして、最後。
『秘書官を代えた効果にわずかに期待してみるが』で締めている。
「大臣を代えるべき」とは言わずに、「秘書官を代えたから、まっいいか」と言っているわけだ。
ここまで民主党を擁護する理由は、いったい何なんだろう。
それにしても、豊富な人材を有する民主党は、次から次へと優秀な人材を表に出してくる。
鳩山元首相で「こんなバカなことを言うヤツは、もういないだろう」と思い、菅前首相で「こんな悪いヤツはいないだろう」と思っていたところ、両方を少しずつ併せ持ったような野田首相が登場する。
さらに、鳩山さんみたいな「人間としても失格」みたいなヤツはいないだろうと思っていたら、また違う意味で「何じゃ?こいつは」みたいな大臣が出てくる。
田中直紀って、そのへんをウロウロしているホームレスのおっさんみたいな感じだ。
少なくとも、一人で生きていけるような人間には見えない。
家では、キチ○イ妻の言う通りに動いていればいいのだろうけど、議員としては、いったいどうやってここまできたのだろうか。
マスコミが、いつの間にか「コーヒーを飲む・飲まない」の問題にすり替えようとしているようだ。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120207/plt1202071231005-n1.htm
そして、防衛や安全保障について質問した石破氏に対して「追及の中身がお粗末だ」と批判する。
いや、野党は、民主党みたいに、「誤読が多いから」という理由で、まったく意味のない「漢字の読み方テスト」をしたわけではない。
国政にとってはどうでもいい「カップラーメンの値段」などを聞いているわけではない。
漢字が読めなくても、前後の文脈である程度意味は通じる。
言葉を「間違えて使う」ことに比べれば、たいした弊害はないはず。
カップラーメンの値段を正確に答えられなくても、国政は行える。
しかし、今回は防衛相の仕事に関係のある事柄について質問しているだけだ。
たとえ、それが「オタクによる重箱の隅をつついたな質問」であったとしても、少なくとも「何を聞かれても、目の焦点が定まらない」ような人間を大臣にしていいのかどうか、それが問われているわけだ。
だから、石破氏に対して「そんな質問は細かすぎるよ」と指摘することはできるが、質問の中身については何の批判されるいわれはない。
むしろ、麻生氏に対して漢字テストやカップラーメンの値段を聞いた民主党議員は、「お前はバカか?」と非難されるべきだろう。
にもかかわらず、ニュースなどでは小倉智昭などが、必死に話を矮小化しようとしている。
http://www.j-cast.com/tv/2012/02/07121328.html
そして、天声人語。
http://www.asahi.com/paper/column20120208.html
<全文引用する>
よく知られる「珈琲」をはじめ、コーヒーには数十もの当て字があるという。「可否」もわりと流布していて、獅子文六(ししぶんろく)がかつて「可否道」という、コーヒー好きたちの小説を読売新聞に連載した▼作者は「可否」の当て字が好きだったらしく、登場人物に言わせている。「可否が、一番サッパリしているよ。それに、コーヒーなんてものは可否のどちらかだからな」。むろんこの可否は味の良し悪(あ)しで、国会審議を抜け出して飲むことの可否ではない▼さて、その問題に加え、大臣としての可否も問われる田中防衛相である。野党の質問に「国会内でコーヒーを飲まない決意」を神妙に答えた。いい人なのは分かるが、知識を試されるクイズのような質問にもたつく。素人ぶりをあぶり出そうと言論の府もレベルを落としている印象だ▼防衛と安全保障は一国の大事である。その本流をおいて、脇の水たまりでメダカすくいをしているような論議では情けない。おりしも沖縄をめぐる米軍再編の見直しが動きだしている。普天間問題の、軽くはない局面である▼20世紀初めのフランスの首相クレマンソーが、同時代の政治家2人を評して言ったそうだ。「ポアンカレは何でも知っているが、何も分からない。ブリアンは何も知らないが、何でも分かる」。基礎知識のおぼつかない防衛相には、励ましとなろうか▼何も知らない、何も分からない、が最悪なのは言うまでもない。可か否か。秘書官を代えた効果にわずかに期待してみるが。
これまた、かなりヒドいコラムだと思う。
『その問題に加え、大臣としての可否も問われる田中防衛相である』などとあるように、そもそもコーヒーを飲んだか飲んでいないかなど、どうでもいいことで、この大臣をこのままにしておいていいのかが問われていること。
それを、わざわざコーヒーの当て字など、どうでもいい話題を冒頭にもってきたのは、話を逸らそうとしているのか。
『素人ぶりをあぶり出そうと言論の府もレベルを落としている印象』と書くが、素人なのが問題などではなく、防衛に対して何の勉強もせず、前向きな姿勢もまったく感じられないのが問題だし、それ以前に、わからない質問に対する答弁など、その頓珍漢な対応は、議員としても失格である。
しかも、「防衛と安全保障などどうでもいい」と考えている朝日新聞の人間が、『防衛と安全保障は一国の大事である』と白々しく書いた上に、『その本流をおいて、脇の水たまりでメダカすくいをしているような論議では情けない』と書くセンスもレベルが低い。
さらに、クレマンソーの話を持ち出してきて、この大臣を励まそうとさえしている。
そして、最後。
『秘書官を代えた効果にわずかに期待してみるが』で締めている。
「大臣を代えるべき」とは言わずに、「秘書官を代えたから、まっいいか」と言っているわけだ。
ここまで民主党を擁護する理由は、いったい何なんだろう。
それにしても、豊富な人材を有する民主党は、次から次へと優秀な人材を表に出してくる。
鳩山元首相で「こんなバカなことを言うヤツは、もういないだろう」と思い、菅前首相で「こんな悪いヤツはいないだろう」と思っていたところ、両方を少しずつ併せ持ったような野田首相が登場する。
さらに、鳩山さんみたいな「人間としても失格」みたいなヤツはいないだろうと思っていたら、また違う意味で「何じゃ?こいつは」みたいな大臣が出てくる。
田中直紀って、そのへんをウロウロしているホームレスのおっさんみたいな感じだ。
少なくとも、一人で生きていけるような人間には見えない。
家では、キチ○イ妻の言う通りに動いていればいいのだろうけど、議員としては、いったいどうやってここまできたのだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます