はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

五輪組織委員会の大英断!?

2018-09-19 | 日記
交通費も宿泊費も自分持ち、ということで批判が集中している東京五輪開催時のボランティア活動募集要項。

ついに組織委員会が大英断をくだしたらしい。

何と、1日につき一律1000円を支給することに決めたそうだ。

しかも、プリペイドカードで。

いや、スゴい決断だと思う。

委員会内では、相当な激論が交わされたに違いない。

「ボランティアなんだから、タダに決まってるだろ」という、災害時のボランティアと混同している連中が多いと思われる中で、庶民の批判・意見に耳を貸そうとする人たちがいたこと自体がすばらしい!

最終的には、「予算の制約とボランティアの方々の利便性とのバランスを取った、最大限出せる額と理解している」ということで、1000円という額が決まったようだ。

https://www.daily.co.jp/general/2018/09/18/0011651971.shtml


「予算の制約」というのは、「ボランティア募集」というCMを作るのに広瀬すずを起用するなど費用がかかるので、ボランティアの人たちに支給する予算はほとんどなくなってしまった、ということなのか、あるいは元々ボランティア用の予算なんて想定していなかったのか。

いずれにしても「最大限出せる額」ということなので、これが覆ることはまずないだろう。

1000円が「最大限」なんて、どういう発想なのかよくわからないが、すでにネットなどでも「0が一つ足りないんじゃない」などという声が出ている。

当然、委員会側も「これで納得しないなら、来なくて結構」・・・などとはまったく思ってなくて、すでに学生やらスポンサー企業に対して「ノルマ」を決めて「人を出せ!」と言っているようだ。

学生に対しては、単位取得に絡めて脅しをかけているのだろうし、スポンサー企業に対しては、すでに相当なお金を集めているだろうに、「金だけじゃ足りねえんだよ。人もたくさん出してもらわないと困るんだよな」とか何とか、これまた脅しをかけているのだろうか。

もう、ヤクザそのものだよな。

さすがは、世界的な興行。

仕切る方も、中途半端な素人じゃあ、とてもムリというわけだ。

なお、ボランティアになるための「事前の研修」というのも話題となっているが、今年の6月に筑波大学と神田外国語大学が共同で『国際スポーツボランティア育成プログラム』を開催したそうだ。

2日間の研修となっていて、受講すれば『修了証』がもらえ、それがボランティア応募の際に有利に働くという宣伝文句らしいのですが、何とこれが有償で、2日間で5000円も取るそうだ。

無償のボランティアになるために有償の資格が必要、という何ともユニークな発想である。

まさか、実際にボランティアに応募してきた人に対する研修というのも、会費を取るんじゃないだろうね。

https://opop.tsukuba.ac.jp/tokyo2020/intl_sports-volunt/



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