結局はメディアの勝利！？

衆院選は、最終的に自民党が単独で過半数を確保し、自公合わせて３分の２をも突破する結果となった。

要するに、安倍政権が支持された、ということになるのだろうと思う。

ただ、一方で野党第一党として立憲民主党が名乗りを挙げた。

これがよくわからない。

希望の党が選挙直前に一気に失速した、ということもあるだろうけど、よりによって「日本をムチャクチャにした」民主党政権の主だった連中が名前を連ねる集団に対して、よく投票する気になれるな、と思ってしまう。

「自民党はダメ、かと言って希望の党もイヤ、公明・共産・社民など論外。としたら、残るのは立憲民主しかない？」という短絡的な思考の結果なんだろうけど、普通の感覚であれば、真っ先に選択肢からはずされるはずの政党が、まさかの野党第一党。

投票した理由に「筋を通しているから」というのを挙げている人もいるのだろうけど、直前に希望の党に合流しようとして、排除されるのがわかってから（あるいは排除されると予測してから）「わたしゃ、希望の党には行かない」などと言い出して、そういう連中ばかりが集まって作っただけの政党の、いったいどこに筋が通っているのだか。

ホントに有権者の大半は、新聞やテレビのニュースだけでしか判断していないのだろうな、という気がする。

そして、過去のことをすぐに忘れる。

「水に流す」とかいうのではなく、ただ単に忘れているだけ。

「安倍ガー」と連呼するメディアによって、「なるほど、安部さんじゃダメなんだ」と思い込んでしまい、その時点ですでに民主党政権の悪夢を忘れてしまっている。

まあ、夢なんて普通すぐに忘れてしまうのだけど、悪夢なんかじゃなくて、実際にヒドい目に遭っているのにもかかわらず、その時の責任者に対して投票するという人の頭の中が理解できない。

だったら、いっそ「日本維新の会」に入れる方がマシなんじゃないの？

それにしても、当選した立憲民主党や元民進党から無所属になった連中の顔ぶれを見ると、みんな知っている顔が多い。

枝野幸男（埼玉５区）、野田佳彦（千葉４区）、長妻昭（東京７区）、阿部知子（神奈川１２区）、細野豪志（静岡５区）、辻元清美（大阪１０区）、玉木雄一郎（香川２区）、原口一博（佐賀１区）などは、平気でウソをつくし、言っていることムチャクチャな上に、言うことをコロコロと変えるし、とにかく「どうしようもない連中」というイメージしかないのだけど、他の候補者たちがしょぼすぎる（？）ので、「誰でもいいけど、この人は見たことがあるからなあ」くらいの感覚で投票しているとしか思えない。

海江田万里（東京１区）なんて、相手は自民党以外はわけのわからない女性候補と、又吉イエスだけだし。

みんなテレビなどで大活躍（？）している連中だから、「この人はいいことを言っている」程度で投票したとなると、やっぱり有権者レベルを疑われてもしょうがないと思うぞ。

そういう意味で言うと、自民党だって、小渕優子とか石原宏高とかも同じかも知れないけど・・・

菅直人（東京１８区）は惜しかったけど、相手が菅より年上のじいさんだしなあ。
とは言え、どうしてこんな「史上最悪の宰相」に投票する気になるんだろう。

あと、山尾志桜里を当選させた愛知７区って、バカなの？
と言うか、「山尾さんは論客で、舌鋒鋭いやり取りが頼もしい。不倫なんてたいしたことじゃない」って思っているがいるとすれば、やっぱりメディアの戦略が功を奏しているんだろうか。
言ってることをちゃんと聞いてみると、結構いいかげんだけどね。
そりゃあ、検事として失格の烙印を押された人ですから。


いずれにしても、小池さんの化けの皮が剥がされただけ、みたいな選挙でした！？