マスク２枚の真意？配布方法は・・・

安倍首相による「１世帯マスク２枚配布」の話。

何にでもイチャモンをつける野党やメディアはともかく、与党内や一般の人からも批判の声が挙がっている。

「たったの２枚！」というのも理解できるが、私としては「これで対策は万全！」というものではなく、「市場でマスクを買い占めているバカ対策」というように解釈していた。

つまり、政府がちゃんと動いてますよ、という意思表示でもあり、当然第二弾・第三弾もあると思っていた。

全国で約5000万世帯あるから、とりあえず各世帯2枚で1億枚。

こんなところだろうと思っている。

しかし、文句をつけている人の多くが理由として挙げているのは、「マスク２枚配布することで、補助金等の経済対策を無しにするつもりだな」というものと「どうやって配布するんだよ。その送料も莫大になるだろ」というものだ。

安倍政権としても、マスク配布だけで終わりだと思っているわけではないだろうし、マスク配布と経済対策は別物だ、ということをもっとはっきり明言すべきだと思う。

もちろん、野党やメディアは「いいや、アベはマスクだけで終わりにしようとしているはずだ。けしからん！」と思っているだろうから、例え「そうではない」と言ったところで、すぐにまた「そうではないというなら、その証拠を示せ」とか言うんだろう、きっと。

経済的な対策なんて、そう簡単にできるものではないだろうに。

それともう一つの「配布方法」についてだけど、これは私も「どうするんだろう」と思っていた。

しかし、実は郵便制度の一つに「配達地域指定郵便物制度」というのがあって、「宛先を指定せずに、ある特定の地域全体の各戸を対象に郵便物を配達する郵便サービス」というものがあるそうだ。

簡単に言うと「各世帯のポストに放り込むだけ」ということで、現金や商品券などのように、その都度各世帯からの受取印をもらう必要がない。

つまり、これを全国の郵便局に依頼すれば、すべての地域において、全世帯に配布ができる、というわけだ。

いちいち宛名を書く必要もなく、送料も割安で、かつ一括で対応できる。

ただ、世帯単位だから、その世帯に何名住んでいるのか、ということにまで対応はできない、ということ。

これを、感染拡大が広がっている地域を優先的に実施すればいいのだから、万全ではないにして、当面の対応としてはまずまずといったところではないだろうか。

こういうことをメディアは一切報じようとしないから、「何だ、何だ？どういうことだ？」ということになる。

こういう時にこそ、安倍首相自身がツイッターなりで説明すればいいのではないだろうか。

たぶんアカウントを持っていないのだろうけど。