はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

上から目線で目先だけの改革案?

2023-06-28 | 日記
多くの人たちが「全国規模の大会」だと思っているに違いない「箱根駅伝」

実は関東だけの大会であることを知ったのは、実は私自身もごく最近のことだ。

この大会が、来年100周年を迎えるということで、記念大会として全国の大学からの参加を認めるらしい。

ただし、全国規模にするのは100回大会だけで、それ以降はまた元に戻るそうだ。

何じゃ、それは。

だったら、関東以外の地域の大学が、わざわざこの大会にエントリーするとは、とても思えない。

なぜなら、地方の大学がたった1回の大会のために周到な準備をして・・・などという余裕があるとも思えないし、駅伝を目指す学生は、大半が関東の大学に集まるわけだから、たとえ参加したとしても、惨憺たる結果に終わるのは目に見えている。

これに対して、青山学院大学の原監督が「茶番だ。どうせやるなら箱根駅伝は全国の大学に門戸を開くべきだ」と言っているらしい。

確かに「茶番」だと思う。

たった1年だけ全国大会にしたところで、結果は関東の大学だけが残るのは目に見えているのだから、茶番以外の何者でもない。

だけど、箱根駅伝を全国の大学に門戸を広げたところで、ほとんど今の状態のままじゃないの?

実際に箱根を走ってみて、はじめて箱根の厳しさがわかるのだろうし、北海道や九州の大学が、そのための練習をしようにも、できっこないだろう。

それに、全国大会にしたところで、全国の学生たちが「地元の大学で駅伝頑張ろう!」などと考えるとは、とても思えない。

もし全国大会にしたいのであれば、原監督自身が青学を辞めて、地方大学の駅伝監督をやって、実績を残すしかない。

そうすれば、少しは見直す機会になるのかも知れないが、実際には無理だろう。

そもそも、箱根駅伝だけ異常なほど過剰に(?)報道するから、こういう事態に陥るのだと思うわけで、一部には「日本一を決める大会は、あくまでも全日本大学駅伝だ」という声もあるけど、こんなものほとんどの人は注目していない。

秋に三重県の伊勢市でやっているなんて、調べてみて初めて知ったくらいだもの。

開催時期の問題もあるし、今さら箱根駅伝を全国大会にしよう、と言ったところで、ほぼ不可能だと思う。

主催者側が「100回大会だから、ちょっと歴史に残ることをやろう」ということで、「じゃあ今回だけ地方のヤツらも参加させてやるか」みたいな姑息なことを考えるから、批判を浴びるわけで、この大会はあくまでも関東だけの大会として開催する方がいいんじゃないの?

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