はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

ちゃんと考えてみようよ

2011-05-13 | 日記
海上自衛隊イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、業務上過失致死罪などに問われた自衛官2人に対し、横浜地裁は「刑事責任は問えない」と無罪判決を下した。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110511k0000e040043000c.html


この件に関して、「遺族ぼう然!」とタイトルをつけているマスコミがあるのだが、何だか違和感がある。

いろいろな方がすでに指摘をしているように、少なくとも「小回りのきかない大きなイージス艦と、小回りのきく小さな漁船がぶつかった」という事実があり、しかも「イージス艦はゆっくりと直進していた」という状況の中で、「なぜ両者はぶつかったのか」ということに対して、きちんと検証するとか触れているものは少ない。

事件の詳細については、あくまでも推測しかできないので、何とも言えないが、普通に考えれば「漁船はいったい何をしていたのか」ということが疑問に残る点だと思う。

たとえ、「イージス艦がわざとぶつけにいった」としても、漁船がきちんとこれを見ていれば、十分に回避できたはずである、と考えるのは当たり前ではなかろうか。

現に、当時同じ区域にいた他の漁船は、みな回避しているという。
この「清徳丸」だけが、回避できなかったのである。
常識的に考えて、この船の乗組員が「ぼ~っとしていた」か「そもそも見ていなかった」か、どちらかであろう。

<ご参考>
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2011/05/post-7900.html

http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4240.html


つまり、遺族が「ぼう然」とするべきは「イージス艦は責任を取るべきなのに、どうして無罪なんだ」ではなく「漁船の連中は、どうしてイージス艦に気が付かなかったんだ」ということだと思う。

「墓前」でするべきことは、「裁判に勝ったよ」と報告することではなく「安らかに眠れ」ということではなかろうか。
本人たち(亡くなった方々)も「もう少し注意していればよかった」と反省しているはずだ。
その気持ちを汲んであげるのが遺族の務めではないかと思う。

とは言え、相手が自衛隊ということだけで、こうもヒステリックに反応するマスコミには、ホントにイヤになる。

まあ、彼らにとっては、「事実」なんかどうでもよくて、ただ事故の当事者に自衛隊が入っていれば、それだけで「よっしゃ、この際一気に叩いてしまえ!」ということなのかも知れないが・・・

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