はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
映画やスポーツも大好きです!
(旧:はぶて日記)

新幹線に謝れ!

2005-08-04 | 日記
久々に天声人語。

コラムとは思えない日記風の書き出しも変だが、今回はずいぶんと失礼な内容だと思う。

先日カナダで、空港に着陸した直後のエールフランス機が炎上したものの、乗客・乗員全員が無事だったという事故について触れている。

これを「奇跡」と呼ぶのは別にかまわない。

しかし、次の文章でこう書いている。

『帰京する新幹線で、猛スピードで後ろに飛んでゆく車窓の景色を見つつ思った。新幹線の速度は、ジャンボ機が滑走路に着陸する時の速度に近い。もし翼があれば飛びそうな速度で、これだけ大量の輸送を重ねながら、長年事故がない。これも、一つの「奇跡」とは言えないだろうか』

高橋クンの書き方からすれば、これが本題だ。

こいつは、新幹線に事故がないのは「奇跡」だと言っているのだ。
これって、JRに対して失礼だろう。

安全のためにあらゆる努力をし、技術を結集してできあがったのが新幹線だ。
つまり「事故が起こらない」ようにしているわけで、これまで事故が起きなかったのは、その努力の結果だと言える。

奇跡とは、本来「起きてもおかしくない」、というより「起きない方がおかしい」状態なのに起きていないことを言うのではないのか。
エールフランスの場合、事故が起きたにもかわらず死者がゼロだったから「奇跡」と言われるのであり、新幹線の場合と根本的に違う。

こんなことを平気で言いたれる高橋クンは、自分が何を言っているのかわかっているのか。

さらに、む結論もおかしい。

『安全確保のために昼夜を分かたず励む、数多くの人たちがいる。天災など、人知を超える事態もいつかは起こり得るが、この「奇跡」は、いつまでも続いてほしいと思った』

こいつの言う「奇跡」とは、「事故が起こらない」ことを指すのか「事故が起きても死傷者が出ない」ことを指すのかよくわからない。
本人も、実はわかっていないんじゃないのか。

いつもは、何を言っているのかわからないような文章を書いているくせに、たまに言いたいことがわかる文章だと、こんな変なことを言っている。
ホントに、こんなヤツを新聞の看板コラムに起用していいのか?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 何でかねえ | トップ | キチ○イの連鎖 »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事