一人でつぶやいてりゃいいのに・・・

Ｊリーグ・ヴァンフォーレ甲府のハーフナーがアディダスの店に行った際、そこの店員にツイッターでボロクソに言われた事件。

２チャンネルで大騒ぎとなったあげく、当のアホな店員は退職に追い込まれたらしい。

＜痛いニュース＞
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1627688.html

＜関連ニュース＞
http://news.livedoor.com/article/detail/5569059/


ちょっと前にも、同じくＪリーガーの稲本が、都内のホテルでデートをしているところを、ツイッターで実況したアホがいたけど、どうもネットの怖さを知らない人たちが多すぎる。

という声が多いのだけど、もちろんそういう面もあると思う。

安易に使いすぎている、というか、自分が特定されるなんてことをまったく想定していない。

ただ、今回の場合、本人（アホな店員）は、ハーフナー選手に対しての中傷の是非はともかく、自分がバカなことをしている、という自覚はなかったのではないかと思う。

むしろ、自慢したかったんじゃなかろうか。
そんな気がする。

彼女が書いた文章で、例えば「ビッチを具現化した」とか「アシュトン・カッチャー劣化版」とかいう表現に、そういう気持ちが感じられる。

つまり、「『具現化』って言葉、よく知ってるでしょう？」とか「『劣化版』って言い方、ウマくない？」みたいな感じ。

彼女からすれば、非難されるどころか、「ホント、ハーフナーってアシュトン・カッチャーをブサイクにした感じよね」とか「劣化版って、ウマいこと言うわね」とか言われることを期待していたのではなかろうか。

実は、自分自身にも似たようなところがあるからだ。

毎日通勤している電車のホームで、いつも同じ位置で電車を待っている人がいるのだけど、この人が、何とも吉田栄作を情けなくしたような顔の人で、私は「疲れた吉田栄作」と呼んでいる。

自分でも「いや、この表現ピッタリだわい」と思っているので、このことを誰かに言いたくってしょうがない。
もちろん、一般人だし、その人の名前さえ知らないから、同僚に言ったところで、「だから、何なんだ」と思われるだけ。
だけど、もしその時、そばに知っている人がいたら、おそらく「ねえ、ねえ、ねえ。あの人って・・・」と言っているかも知れない。

そんな感じ。

わかるかな。

わかんない？


まあ、今回は相手がスポーツ選手だし、しかも自分が働いている店の商品をいつも使ってくれている人。
ハーフナー本人だけならともかく、その奥さん（？）の悪口まで言っていいわけがない。

そういう意味では、プライバシー侵害とか名誉棄損とか、実際に罪に問われるかどうかは別にしても、アホなことをしたことには違いない。

ネットって、怖いからね。