球界のご意見番ことハリー(張本勲)が、週刊ベースボールにコラムを載せていた。
見出しが「私と同じような思いを今の若い選手にはしてほしくない」とあるので、いったいどんな思いをしていたのだろうと思って読んでみると・・・
この見出しに対する回答がなかなか出てこないのだけど、最終文に書いてあった。
前段の「これはタイトルを獲得した選手やレギュラークラスの若い選手に言っておきたい。少しぐらい結果を出したからといって浮かれているようでは先はないということだ」というのはいい。
その後の文章が、何ともハリーらしい。
『「張本勲」と言えば誰でも名を知る選手になった』とは、さすが歴代最多安打数(だたし日本のみ)を誇る大打者だ。
田村亮子の「前人未到の大記録」に匹敵する自画自賛コメントだろう。
こんなこと、自分で言うことか?
少なくとも、当時のパリーグなんて、テレビの放送はまったくなかったから、顔はもとより、名前さえ知らない選手はたくさんいた。
余談だけど・・・
かつて私が社会人になった年、会社の概況説明等で壇上に立ったある管理者(元野球部の監督)が、我々を前にして「皆さんのような新入社員を除けば、この会社で私を知らない人はいません」などと豪語していた覚えがある。
「何だ、この人は?」と思ったものだけど、その後職場に配属された後、他の職場の人も含めて何人かに聞いたことがあるが、ほとんどの人はこの人の名前さえ知らなかったぞ。
野球部の監督時代に、都市対抗野球で好成績を挙げて、野球大好き幹部の人たちにチヤホヤされたのかも知れないが、野球に興味のない人にとってはどうでもいい話だ。
話を戻して・・・
とは言え、確かにハリーはたいした選手だった。
しかも、『5年目からの4年間、20代の一番良い時期に私は何のタイトルも獲得していない』とあったので、調べてみたけど、6年目と8年目にも3割を打っているし、6年目は最高出塁率を記録している(たぶん、当時はこの名のタイトルはなかったかも・・・)
この人は、入団後20年近くにわたって、常に高い打率を残している、トンデモない選手なわけだ。
つまり、ハリーは「甘えていた」わけでも「必死でやっていなかった」わけでもない。
それ以上に好成績を挙げた選手が、たまたま他にいただけの話だろう。
だから、主張していることにあまり説得力がない。
もしかしたら、「お前ら、オレに比べたらまだまだヒヨッ子だ」とでも言いたいのだろうか。
もちろん、そんなことを言う資格はあるとは思うが・・・
でも、今回の本題はそこではない。
ハリーは、最初の方でこう言っている。
『あとは坂本勇人(巨人)にも期待している。昨年は私とほぼ同じペースで通算2000安打に到達したことで、私が持つ通算3085安打の日本記録を抜く可能性もあると話題になったようだが、さてどうだろうか。足を上げて下半身がぐらついてしまうような打撃フォームでは難しいとだけは言っておく』
「さて、どうだろう」って、ここでどうして「坂本には、ぜひ私の記録を抜いてほしいものだ」と言えないのだろう。
イチローが3085本を超えた時には「試合数がどうのこうの・・・」と言い、4000本を超えて、もはや言い訳も言えなくなったら、「でも日本ではボクが一番」と言うなど、「負けを認めない」というよりは、何だか潔くないイメージがある御仁だ。
だからこそ、坂本にはぜひハリーの記録を抜いてほしい。
その時にハリーがどんなコメントをするのか、とても楽しみです!
https://news.yahoo.co.jp/articles/263fcfb5c525da17cd0b47e3f55a8b449e46743f
見出しが「私と同じような思いを今の若い選手にはしてほしくない」とあるので、いったいどんな思いをしていたのだろうと思って読んでみると・・・
この見出しに対する回答がなかなか出てこないのだけど、最終文に書いてあった。
前段の「これはタイトルを獲得した選手やレギュラークラスの若い選手に言っておきたい。少しぐらい結果を出したからといって浮かれているようでは先はないということだ」というのはいい。
その後の文章が、何ともハリーらしい。
『「張本勲」と言えば誰でも名を知る選手になった』とは、さすが歴代最多安打数(だたし日本のみ)を誇る大打者だ。
田村亮子の「前人未到の大記録」に匹敵する自画自賛コメントだろう。
こんなこと、自分で言うことか?
少なくとも、当時のパリーグなんて、テレビの放送はまったくなかったから、顔はもとより、名前さえ知らない選手はたくさんいた。
余談だけど・・・
かつて私が社会人になった年、会社の概況説明等で壇上に立ったある管理者(元野球部の監督)が、我々を前にして「皆さんのような新入社員を除けば、この会社で私を知らない人はいません」などと豪語していた覚えがある。
「何だ、この人は?」と思ったものだけど、その後職場に配属された後、他の職場の人も含めて何人かに聞いたことがあるが、ほとんどの人はこの人の名前さえ知らなかったぞ。
野球部の監督時代に、都市対抗野球で好成績を挙げて、野球大好き幹部の人たちにチヤホヤされたのかも知れないが、野球に興味のない人にとってはどうでもいい話だ。
話を戻して・・・
とは言え、確かにハリーはたいした選手だった。
しかも、『5年目からの4年間、20代の一番良い時期に私は何のタイトルも獲得していない』とあったので、調べてみたけど、6年目と8年目にも3割を打っているし、6年目は最高出塁率を記録している(たぶん、当時はこの名のタイトルはなかったかも・・・)
この人は、入団後20年近くにわたって、常に高い打率を残している、トンデモない選手なわけだ。
つまり、ハリーは「甘えていた」わけでも「必死でやっていなかった」わけでもない。
それ以上に好成績を挙げた選手が、たまたま他にいただけの話だろう。
だから、主張していることにあまり説得力がない。
もしかしたら、「お前ら、オレに比べたらまだまだヒヨッ子だ」とでも言いたいのだろうか。
もちろん、そんなことを言う資格はあるとは思うが・・・
でも、今回の本題はそこではない。
ハリーは、最初の方でこう言っている。
『あとは坂本勇人(巨人)にも期待している。昨年は私とほぼ同じペースで通算2000安打に到達したことで、私が持つ通算3085安打の日本記録を抜く可能性もあると話題になったようだが、さてどうだろうか。足を上げて下半身がぐらついてしまうような打撃フォームでは難しいとだけは言っておく』
「さて、どうだろう」って、ここでどうして「坂本には、ぜひ私の記録を抜いてほしいものだ」と言えないのだろう。
イチローが3085本を超えた時には「試合数がどうのこうの・・・」と言い、4000本を超えて、もはや言い訳も言えなくなったら、「でも日本ではボクが一番」と言うなど、「負けを認めない」というよりは、何だか潔くないイメージがある御仁だ。
だからこそ、坂本にはぜひハリーの記録を抜いてほしい。
その時にハリーがどんなコメントをするのか、とても楽しみです!
https://news.yahoo.co.jp/articles/263fcfb5c525da17cd0b47e3f55a8b449e46743f
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