プロ、って何なの

ハンカチ小僧が、大学進学を表明したそうな。

こんなのが、ニュースの最初に報道されるような出来事かね。

別にどうでもいいことだが、気になるのは本人のコメント。

「大学で人間としてももっと大きくなって、体も鍛えて、プロに通用するようになってから挑戦したい」という旨のことを言っていた。

なるほど、プロというのは人間を育てることはしないわけだ。
ある意味当たっているかも知れないが、逆にスポーツ推薦で入学させるような大学が、本人の人間性を育てるとも思えない。
どうせ勉強なんかしないんだろうし、野球以外で教えることなんかないだろう。

それに、バカ学生が大騒ぎすることから、大学として本人をきちっとガードできるかと言うと、そんなのは広末涼子で実証済み。
人間的にはクズになっていく可能性の方が高い。

その点、プロの方がまだきっちりとしている。

しかし、一番おかしいのは「大学で体を鍛えて」と言っていること。
体を鍛えるのはプロの方が、はるかにウマいだろう。
何せ「プロ」なんだから。

こんなバカなコメントしかできないようでは、大学に行ったところで、たいして成長するとも思えない。
結局、プロでやっていく自信がなかっただけじゃないの。

情けないのは、プロ野球関係者のコメント。

ダイエーの王監督は「正しい選択だったのではないか」と言っていたそうな。
これって、ハンカチ小僧の言い分を認めているということにならないか？
つまり、「プロは人間を育てるところではないし、体を鍛えるところでもない」ということ。

こんなこと認めていいの？
なぜ「オレのところへ来い！」と言えないのか。

「見世物として扱われて終わってしまう危険性がある」とコメントしているヤツもいた。
それって、巨人だけだろう。
実力がまだまだなら、使わなければいいだけのこと。
そして、もっともっと鍛えてやればいい。
そのための環境としては、大学よりもはるかにいいはずだ。

皆、この小僧がプロで通用するとは思っていないんじゃないの？

笑ったのが、早大生(男)のコメント。
「早くハンカチを使っているところを見たいです」

バカか、こいつは！ お前は、後輩がハンカチ使って汗をぬぐうところを見て楽しいのか。
こんなバカ学生のいる大学が、人間教育なんてできるはずがない。

いずれにしても、４年後が楽しみだ。 と言っても、私は間違いなく忘れていると思う。