はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

特定の選手ばかり称賛して、勝者を称えないマスコミ

2015-08-20 | 日記
夏の高校野球も、いよいよ決勝戦となるが、話題の早稲田実業・清宮クンは、残念ながら準決勝敗退となった。

まあ、話題なのはいいけど、スポーツニュースでこれを伝える時のスタンスが、完全に早実寄りだった。

別に母校でもないだろうし、関東地区だから関東の高校を応援する、というのでもない。

聞いていて「早実、残念!」というよりは、「仙台育英なんて負けてしまえばよかったのに」と言っているようにしか聞こえない。

もちろん、そんな言い方などしていない。

でも、清宮クンのことしか言わないのだから、仙台育英なんか「どうでもいい」と思っているのと同じだ。


これで思い出すのは、星陵高校時代の松井秀喜が甲子園で5打席とも敬遠された試合。

あの時の相手は、高知の明徳義塾だったけど、結果は3-2に明徳義塾の勝利だった。

この時の騒動はものすごいもので、ニュースなどでも話題になったし、私のいた会社でも話題になった。

当時から、私は「しょうがないじゃん」という意見だった。

松井みたいなバケモノと対戦して、とても打ち取れそうにないと思うのだったら、勝負を避けるのも、また作戦の一つ。

しかも1点差のゲーム。

まともに勝負でもして、一発を食らったら、あっという間に同点にされてしまう。

「高校生なんだから、正々堂々と勝負すべき」とかいう評論家もいたけど、レベルの違いは明らかで、練習試合でもないのに、まともに勝負する方がおかしい。

しかし、そんなことより、当日の観客を含めたまわりの反応が「正々堂々とやれよ」というよりは、「オレらは、松井のホームランが見たいのだから、お前ら(明徳義塾)なんか負けてしまえ!」という態度にしか見えなかった。

だから、ものすごく違和感があったわけだ。

要は、「正々堂々」なんてどうでもいい、という雰囲気。


今回の清宮騒動もそれに似たものを感じたわけだ。

清宮が、松井並みのバケモノかどうかはわからない。

しかも、今回は「正々堂々」と勝負して、ちゃんと(?)打ち取られているわけだし。

でも、何か違和感がある。

清宮ファンが好き勝手言うのは、別にかまわないけど、少なくとも公平・公正に伝えるべき人たちは、もっと勝った方を称えてもいいんじゃないの?

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