誰がうまいことを言えと・・・・いや、うまい！

すでにあちこちで触れられている安倍首相談話。

長い文章だったので、一読しただけではあまりよくわからなかったのだけど、ポイントを絞ると、なかなかよくできた談話だということがわかってくる。

特に、次の個所は、この談話の肝と言ってもいいかも知れないと思われる。

『日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません』

マスコミや野党が、やたらと「謝罪」だの「おわび」だのと言葉を入れろとうるさかったのだけど、これをうまくかわした表現となっている。

戦後７０年間、特にここ十数年もの間、「誰に」「何のために」「何を」謝罪しているのかわからなくなってきているだけに、ここで終止符を打つ形となったのは、とても重要なことだと思う。

特にマスコミなどは、自分たちも戦争に加担した連中の一つのくせに、やたらと中韓に対して謝罪だの賠償だのと騒いでいるが、自分たちが率先して謝罪や賠償をすることはしない。

自分たちは正義感の塊のつもりなんだろうけど、ただただエラそうに言っているだけで、自分はその対象からはずれているという、典型的な「オレ様はお前たちとは違う」というパターン。

当然のことながら、聞いていて違和感がある。

「だったら、お前らがやればいいじゃん」ということになるわけだけど、そう思っていたら、鳩山由紀夫みたいな底抜けのバカが出てきて、実際にあの国まで「謝罪」しに行ったものだから驚いたけど・・・

これからはあまり言わないようにする（？）


とは言え、当然のことながら、この談話が面白くない連中は、さっそくあら探しを始めていた。

特にヒドかったのは、テレ朝の「報道ステーション」

「侵略」「植民地支配」「反省」「おわび」という４つのキーワードを「のぼり」にして画面に映すという醜悪極まりない形で安倍首相談話を「検証」していた。

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1850294.html


何だろうねえ、この「オレたちが談話を評価してやる」みたいな態度。

決して「対案」を出さずに、いつも反対ばかりしている民主党や社民党などとまったく同じ。

いつも一段高い位置にいて、「上」から見下ろしている感じ。

私からすると、もっとも忌み嫌う存在だ。


さらには、鳩山や菅直人のおかげで、すっかり影が薄くなってしまった元総理の村山富市まで引っ張り出してきて、「何が言いたいのかよくわからない」とまで言わせるほどの念の入れよう。

阪神淡路大震災で無能ぶりを発揮して、その時点での「史上最低の総理」の称号を得ていたこの男。

もともと「何もしない」で済ませてきたくせに、人の談話にイチャモンをつける資格などないはずだ。

もちろん、すでにボケ老人だから、言っていることがホントに理解できなかったのかも知れない！？