ちょっと複雑な心境！？

プロ野球が、いよいよクライマックスを迎えようとしている。

パリーグは、首位はオリックスだけど、２位のロッテにマジックナンバーが出ているが、残りゲーム差を考えるとオリックスの方がやや有利という、少し捻じれた状態になっている。

一方のセリーグは、おそらくヤクルトがこのまま押し切るだろうという展開だけど、何と３位争いが分からなくなってきている。

余裕でＣＳ出場を決めると思われていた巨人が、ここへきてまさかの１０連敗を喫しており、４位の広島とは３ゲーム差まで縮まっている。

かたや広島の方は、と言えば、例年どのチームでもやるような、「優勝チームが決まってから、俄然勝ち始める」感じなのだけど、はるか上にいた巨人が勝手に落ちてきているので、わずかながらＣＳ出場の可能性が出てきた。

残りゲーム差を考えたら、まだ巨人の方が有利には違いないのだけど、とにかく今の巨人には覇気がまったく感じられない。

それに、２年前のペナントレースで、広島がほぼ３位確定の位置から、最後の１０試合を２勝８敗と大きく負け越し、４位にいた阪神が逆に１０試合を８勝２敗と好調だったことから、最後の最後にひっくり返ってしまった。

だから、広島にもまだチャンスはあるのだけど、気持ちはちょっと複雑だ。

少し前までは、「今年は最下位でいい」と思っていた。

とにかく佐々岡監督以下コーチ陣が辞任するためには、中途半端な順位よりは最下位の方がいい、と思っていたからだ。

それくらい今年の佐々岡采配はムチャクチャというか、まったく無表情の佐々岡は、勝利に対してまったく興味がないかのような采配を繰り返していたからだ。

負けていて表情が固まってしまう、というのはまだ許せるが、勝っていてもまったく笑顔も嬉しそうな行動もしない指揮官なんて、これまで見たことがない。

やる気がないのなら辞めてしまえばいいのに、そういう宣言をすることもなく、ただただバカ・オーナーの言う通りに監督をやっている、というイメージしかない。

コーチ陣も、河田のような「最下位請負人」がいるからダメなんだと思っていたが、投手コーチもヒドいもので、それまで好投していた投手が突如崩れた時も、マウンドへ行って声を掛けることもなく、ただダラダラと続投させているだけだ。

だから、現在好調なのは、打線が噛み合っているからであって、投手陣はそこそこだ。

このままＣＳまで行ってしまうと、何だか一気に勝ち続けそうな雰囲気だけに、かえって不安になってしまう！？

さて、あと数試合、どうなるんでしょうね。