まっ、民主党にしては早い方？

政府民主党が、やっと復興庁を立ち上げた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120210/plc12021023070028-n1.htm



東日本大震災の発生が昨年の３月だから、実に１年近くたった、ということになる。

本来であれば、そろそろ「とりあえず一段落ついて、何とか落ち着いてきた」という段階だ。

特に自然災害の復興については、とにかく迅速な対応が不可欠。

あの阪神淡路大震災の時にも、当時の村山内閣は「対応が遅い！」と言われながらも、復興庁を立ち上げたのが震災の１ヶ月後。
それと比較すると、想像を絶するほど「遅い！」と言うしかない。
「遅い」と言うよりは、「何もしていない」「何もやる気がない」と言う方が正解なのだろうが、それにしてもヒドい。

細かい部分はともかく、まずは復興に向けて動き出すことが大切なのに、この政府は何もしないどころか、復興を妨げてきた。

今回の復興庁立ち上げについても、やはり邪魔をしていたのは菅前首相だったらしい。

この男は、ホントにどうしようもない。
「作り方を間違えると二重行政になる」とか言っているらしいが、この男が考えていることは、自らの権力の維持だけ。
何の責任も取ろうとしないくせに、すべての権限を自分に集めようとする。

そんなにまでして、いったい何が楽しいのかと思うが、とにかく世の中には「権限を持つ」とか「エラそうにする」ことに無上の喜びを持つ人間が少なからずいる。
意味もなくエラそうにしたいのだからどうしようもない。

いずれにしても、今ごろそんなものを立ち上げて、これから何をするのか具体的には何も見えてこないのだけど、まさか民主党は「これで終わった」と思っているのではあるまいな。

とにかく、被災地の人たちは、かわいそうだ。
地震が起きたのは天災だからある意味諦めるしかないが、その後の対応は「遅すぎる」を通り越して、ムチャクチャの一言。
あちこちから聞くいろんな話を総合してみると、「何もしていない」よりも、さらに悪いとしか思えない。

かつては、「過去最低の首相は？」という問いに、躊躇することなく「村山富市」と答えたものだけど、今の政府の３首相を見ていると、ホントに村山さんが「好々爺」に見えてくる。

これで、次期衆院選において、東北地区で民主党の候補者が当選するようなことがあったら、東北地方って、マジで「アホ！」って言われるぞ。