はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

学んじゃえばいいじゃん!

2013-08-01 | 日記
麻生副総理の発言が一部で物議を醸している、らしい。

曰く「ナチスの手口を学んだらいい」

早速朝日新聞が、社説から天声人語からあれやこれやを駆使して、麻生さんを貶めようとしている!?


と思っていたら、他の新聞では、東京新聞以外でこれについて触れているものが見当たらない。

しかも、朝のニュースでも、少なくとも日テレでは一言も触れていない。

野党が、これをネタに麻生さんを辞任に追い込もうとしているらしい、というのに。


と思っていたら、この記事も朝日新聞にしかない。

ということは、誤報か?


と思っていたけど、どうやらそういうことではないらしい。

まず、早々と反応した方がおられる。

実際のその場にいて、麻生さんの話を直に聞いていた人だ。

それが、これ。

<「私的憂国の書」から>
http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-1304.html

このブログ主によると、話の流れで「ナチス」の名前は出てきたけれど、別にナチスを褒めているわけではないし、単なるジョークだ、ということだ。

そこで、発言の全文を読んでみた。


いや、確かに「あの手口を学んだらどうかね」と言っている。

しかし、話の流れから判断すると「他国からギャーギャー言われることなんかない。シナとかチョウセンとか、あいつら放っときゃいい。日本の中で粛々と憲法改正すればいいんだ」という意味にしか取れない。

要するに、朝日新聞に対して「お前らが騒ぐからシナやチョウセンが騒ぐんであって、本来口出しされる問題じゃねえ」と言っているわけだ。

だから、「オレのことだ」とわかっている朝日新聞だけ、脊髄反射的にファビョったのだろう。

他のマスコミとしてみれば、「う~ん、この程度の発言では、麻生さんの首は取れんだろう」と判断したということだろうか。

いずれにしても、あんまり盛り上がってないようだ。



いちおう以下に全文引用しておきます。


<麻生氏発言全文>
僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。
 そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員の行動であったり、その人たちがもっている見識であったり、矜持(きょうじ)であったり、そうしたものが最終的に決めていく。
 私どもは、周りに置かれている状況は、極めて厳しい状況になっていると認識していますから、それなりに予算で対応しておりますし、事実、若い人の意識は、今回の世論調査でも、20代、30代の方が、極めて前向き。一番足りないのは50代、60代。ここに一番多いけど。ここが一番問題なんです。私らから言ったら。なんとなくいい思いをした世代。バブルの時代でいい思いをした世代が、ところが、今の20代、30代は、バブルでいい思いなんて一つもしていないですから。記憶あるときから就職難。記憶のあるときから不況ですよ。
 この人たちの方が、よほどしゃべっていて現実的。50代、60代、一番頼りないと思う。しゃべっていて。おれたちの世代になると、戦前、戦後の不況を知っているから、結構しゃべる。しかし、そうじゃない。
 しつこく言いますけど、そういった意味で、憲法改正は静かに、みんなでもう一度考えてください。どこが問題なのか。きちっと、書いて、おれたちは(自民党憲法改正草案を)作ったよ。べちゃべちゃ、べちゃべちゃ、いろんな意見を何十時間もかけて、作り上げた。そういった思いが、我々にある。
 そのときに喧々諤々(けんけんがくがく)、やりあった。30人いようと、40人いようと、極めて静かに対応してきた。自民党の部会で怒鳴りあいもなく。『ちょっと待ってください、違うんじゃないですか』と言うと、『そうか』と。偉い人が『ちょっと待て』と。『しかし、君ね』と、偉かったというべきか、元大臣が、30代の若い当選2回ぐらいの若い国会議員に、『そうか、そういう考え方もあるんだな』ということを聞けるところが、自民党のすごいところだなと。何回か参加してそう思いました。
 ぜひ、そういう中で作られた。ぜひ、今回の憲法の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない。
 靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かに、きちっとお参りすればいい。
 何も、戦争に負けた日だけ行くことはない。いろんな日がある。大祭の日だってある。8月15日だけに限っていくから、また話が込み入る。日露戦争に勝った日でも行けって。といったおかげで、えらい物議をかもしたこともありますが。
 僕は4月28日、昭和27年、その日から、今日は日本が独立した日だからと、靖国神社に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社に参拝した記憶です。それから今日まで、毎年1回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったのは、いつからですか。
 昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。
 わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。



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3 コメント

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Unknown (はぶて虫)
2013-08-05 12:11:31
>ロリコン伯爵さん

日本語が読めない、というより、そもそも発言の趣旨なんてどうでもいいのでしょう。

単に、発言の中でイチャモンをつけられそうな部分があるかどうか、それだけを探しているものと思われます。

そんな連中に対して、ナチスの名前を出してしまった麻生さんは、ちょっと不用意だったような気はします。


>和食健康さん

小倉の場合、まさに上にも書いたように、「趣旨なんかどうでもいい」という感じですよね。

いずれにしても安倍政権は、この先かなり慎重にいかないと、揚げ足どころか、揚げていない足まで取られかねません。
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Unknown (和食健康)
2013-08-02 12:36:26
朝の情報番組『とくダネ』でも取り上げてました。
「ヒトラー、ナチス」この部分の言葉しか取り上げておらず、他の靖国神社や憲法改正には一切触れていませんでしたね。

特に司会の小倉氏は「私には国語力がないので、どう読んでもナチスの手口を学べとしか読み解けませんでした」と開き直っている始末。

あと、反自民のメディアには世界中で日本と関係ある国は中国と韓国の2国しかないようで、中国と韓国の反応を真っ先に伝えていたのが印象的でした。

大体「公正公平な報道を~」とTBSが言われたばかりなのに、他のメディアは俺たちには関係ねえとでも思っているのでしょうか。

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Unknown (ロリコン伯爵)
2013-08-02 10:49:11
いい加減にしろよなマスコミ。都合のいい抜粋&改造は。

どう見ても肯定的ではないですね。
日本語が読めないのか?
日本語が読めないのか?(大事なこ(ry

まぁ、共産党がクズなのは置いといて、
海外とかにも配信されたんですかねぇ?
誤解を招きかねないな。
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