老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

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2015-06-03 20:26:04 | 俳句

 ☆  夕顔やろじそれぞれの物がたり   小沢昭一

   

 平凡はいい。
この皐月は わが家の玄関の目だたない場所に咲いていた。周辺の地域の皐月はもう既に花は終わりかけている。花殻は黄色くなったり、散っている。玄関の隅に見つけた時、手入れもせずほったらかしているのによく咲いてくれたと思ったた。
 色々、それなりに生きているのだから、悩みはある。しかし、一年を顧みる。これという、大病をしなかった。抱えている病は、問屋並。月一度の検診は欠かせない。が 今年は久しぶりに 税務署へ高額医療費の申請に行かなかった。書類の金額に目を通しながら、毎年 健康だったら、この金で海外旅行に何回も行けたのにと思った。
 根が ネアカ だから、それとも何十年来の病気との二人三脚の人生を達観しているのか、くよくよしないことにしている。いつも、もっともっと苦しい人、弱い人がいると思えば、諦められるようになった。
上を見ればきりが無い。下を見ればきりが無い。平凡がいい。お通じに一喜一憂した日々もあったし、目が見えなくて、好きな本も読めない、新聞もてテレビも。夫に手を繋いでもらっての買物。
今 ブログを書きながら、こんな日が有ることの感謝。感謝。
家に皐月が咲いて、卯の花が、紫陽花が咲いて、庭で 姫 がうろうろ私の周り遊んで。平凡だけど (し あ わ せ)なんだ。明日もこうあって欲しい。

    ☆   夕顔に水仕もすみてたたずめり   杉田久女
    ★   南禅寺あたりの空か夕立雲   長谷川櫂
    ☆   さまざまなこと思い出す桜かな   松尾芭蕉


  昨日のしりとり俳句
     💛  燕の巣十四、五ありぬ仁王門

     💛  槍穂高絵地図にはなき雲の峰

     💛  洗い髪きのふは島に遊びけり


    
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手づくりの帽子

2015-06-03 09:10:28 | 俳句

   ☆  わが帽子どこまで転べども故郷   寺山修司


  
     

 お手製の帽子、いっぱい作った。皆なに何個配ったことか。縫い易いのはやはり木綿の生地。
お洒落には大島紬や正絹。 芯のしっかりしたのを裏に張ると、形がきれいに整う。
 赤い帽子は、防水加工をしている生地。レインハット。これからの梅雨にかけて重宝する。
雨が降って心の滅入る日の散歩に、赤い色で憂さを吹き飛ばし楽しい気持ちになれるように赤い色の帽子を作った。
白い方は普通の夏帽子。大きからず、小さからず、少しお洒落っぽく作ったつもり。
私が若い時分着ていた、綿ローンのワンピースのリメイク。愛着があった服なので捨てるのがもったいなくて残していたもので作った。 これを冠って一日のバス旅に行った時、旅の時だけ仲良くお付き合いしてる方が私にも作ってと言うので、ご自分のお好きな材料で、、、と作ってあげた。喜んでくれた。

   ★  徳島ののり子とわかる夏帽子   藤田あけ☆  

 梅雨入りの便りがあちこちから。本当はやわらかい雨、好きなんだな~あ。

      

  昨日のしり取り俳句
   🍒   斑猫について階二段跳び
       
   🍒   梅の実の落つるにまかせてゐる径
       
   🍒   すれちがふ時涼やかに鈴鳴れり


 
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