★ 藍染の浴衣縫ふ指藍匂ふ 岩井浜子
☆ 藍の香の鋏にうつる浴衣裁つ
★ 野ぼたんの古代紫着てみたく
梅雨寒が続いていたので、少し厚手の木綿の服を手ばなせなっかた。
母が普段に着ていた木綿の着物を潰してリメイクした。日に焼けて、色が薄くなっていたり
穴があったり生地が薄くなって傷んでいるところは捨てた。元が厚手の布で全体にしっかりしていたから、私なりには、凄く気にいった服が作れた。
★ 縫初の帽子大きく仕上がりぬ 谷口とよ
まったく。よく帽子を縫う私も同じ型紙を使い同じように縫うのだが、材料が違うと大きくなったり小さくなったりする。
☆ 縫初や産みの支度の白きもの 長谷川智弥子
新しい 誕生を待つ。白いおくるみや、下着。掌にのせると小さく小さく思わず頬ずりしたくなる赤ちゃんの諸々の物。新しい年を迎えて初めて縫うものが赤ん坊の物だと喜びもひとしおだと思える。
残つた布で 袋を縫う。買物の時 お財布をいれたり鍵を入れると丁度よい。袋の裏側には
吟行手帳と筆記用具を入れれるポケッを付けた。
昨日のしりとり俳句
🐈 山霧にあぢさゐの鞠小さく濃く
🐈 目をこらし猫の見てをる夏越しかな
🐈 謹呈の句集に紙魚のあとありぬ
🐈 浴衣着て待ちぬ今さら言い訳は