老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

久しぶりの 洋服づくり

2015-06-09 19:46:56 | 俳句

   ★   足袋つぐやノラにもなれず教師妻   杉田久女

 杉田久女の句。旦那様は教師。虚子の弟子だったが、破門された。
あまりにも有名だから、そのへんは。。。
ノラはイプセンの人形の家の主人公。ノラに自分を投影した、やりきれなさが滲み出ている。
才能に満ち満ちしていながら、虚子から疎まれてしまった。





 久ぶりのお裁縫。今から着れる夏のブラウスを縫った。毎年、シーズンの変わり目、去年は何を着ていたのか思う。流行は追わない。と言いながら。デパートへ行くと、自分ではとても縫うことの出来ないシルエットとか 手のこんだ服を買って帰っている。
 昨日作ったのは、普段着。家で着るとか、ちょとスーパーへの買物に。綿と麻50%づつ。
水でざぶざぶ洗って干せばすぐ乾くすぐれもの。夏はこんなのがあれば、重宝する。
私は、人が着ているのと同じは好きでない。何でも、手づくりした私だけのものが好き。
買うほうが簡単ですぐ間にあうのだが、いつも手づくりをしている。



今日が投句の締切だというのに、のんきにブログなんか。。。。

  しりとり俳句から
  💛   水槽の金魚見てゐる夜の病院

  💛   竿投げて白い雲釣る緑の日
 
  💛   まどろみにうからやからや麦の秋

  💛   虹に手を振りメリーゴーランド

                  
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たかが猫  されど猫

2015-06-09 10:55:59 | 俳句

   🐢  炬燵守る漬物石のやうな猫   

 いつも、三句投句 全没の中で、選に入った句。漬物石が良かったと自分では思う。
姫 が漬物石に見えた。まん丸に寝ている姿。首と尻尾を手と足に抱き込んで、まこと寝丸
っている。


姫 野良猫にやられた左足、触ると痛いのか まだ毛は抜けたままだ。

  ☆  猫の目がきらひだ   尾崎放哉 

 姫 いつも 人間を見透かしたような 目をしている。じろっと横目で私を一瞥 する。
なんと可愛げのない目。 姫 に限らず、猫のショップを覗くと たまに同じ種類のラグドールが売りに出されている。他の猫の目は 真ん丸で、本当に愛らしい。抱き上げて くちゃくちゃに頭をなでたい気がする。のだが、ラグは 姫 の目と同じ。ちらっと、こちらを見る。我 関せずの感じで しれっとしている。孤高さえ感じる。他の猫が (あたしを買って !
おうちに連れてって) と媚びを振りまいているのに ラグは (お前ら 勝手にしやがれ、オ ホホ ホホ )とせせら(笑)っているようだ。
しかし 姫 は愛しい、、、
私が 外出から帰る足音を聞きつけると、玄関先で待っている。目を覚ましている間は一時も私から離れようとしない。
旅に出る時 動物病院に預ける。
ご飯を食べないので、帰ったら好きな餌を与えて下さい。と言われる。置いておちおち旅行にも出れない。

 

   ★  色町や真昼ひそかに猫の恋   永井荷風

荷風ならではの恋の猫、色町に入りびたっていたから。

姫 は避妊手術していたから 女にも母にもなれなっかた。


  昨日のしりとり俳句 
   🎀   愛猫は闇をどこぞへ守宮狩り
 
   🎀   じゃじゃ馬娘素直に言えぬ薔薇が好き

   🎀   栗の花もくもくもくとよく匂ふ
      

               
          








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