老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

俳句が助けてくれた

2015-06-02 18:39:30 | 俳句
   🐢  春愁や舌かみさうな病の名   

    

目の病気
3年前くらい、目が急に悪くなった。
物や風景が見えづらくなった。眼鏡は5~6個持っている。遠近両用、近く用、遠く用。どれをかけても見えにくい。年齢的に言って若い時のようには見えないだろうし、それなりに目も悪くなるだろうさと、たかをくくっていた。白内障には少し早いけれど、あの病気は目がとことん悪くならなければ手術はやりにくいと 誰かから聞いたことがあった。
 あまりにも目が悪くなるのが早いようなので、眼科に行った。
医大を紹介された。一度聞いたくらいで覚えられない病名を告げられた。紙にメモをしてくれた。原因不明、治療法はあれこれ単発の治療をしている。よって難病指定の困った病気

     
    
 入院 検査 手術  一年間に五回入院。他にも何十年来の内の病気を持っていたから。..
 一度目の手術はうまいこといった。が完全に目が良くなったのではない。半年おいて目が見えるようになる手術をやる。

   🐢  あびるやう目薬さして冬籠り   
 
 夫に手を引いてもらわねば外は歩けない。家の中ではいつも風呂の中にいるようで辺りは曇っていて全然見えない。
 何も理解できない 殿 が私を見ると、散歩に連れて行けとおねだりする。これが一番悲しかった。

   🐢  入院の荷物に香水しのばせて   

 おかげで手術は成功。本が読める。テレビも見える。 殿 と散歩に行ける。
杖がわりになって心配してくれ、世話をかけた夫に心からお礼を言った。

 昨日医院へ。今のところ悪くなっていません。
又再発もあるってことか。しかし、くよくよ先のことを心配して気に病んでもしかたない。。
一日一日を大切に。
そんなでこんなで、目を悪くしてから14~5年止めていた俳句にターンした。
又、楽しみますか。ぼちぼち。

今日 どこかのインターネット句会で高成績をおさめていた
   
   🐢  桐の花無人でバスは折り返す
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手芸  俳句を忘れてた!?

2015-06-02 10:25:56 | 俳句

          
     

 押入れの中は集めた布がいっぱい。
旅行先で、変わった布を見れば買い、骨董市があれば足を運び古い布を手に入れる。手芸に夢中になっていた。
バックに帽子、におい袋、いくつ作ったやら。すべてプレゼントして手もとには殆ど残っていない。
そのうち、母が残した着物や自分の若い時の着物を潰して、リメイクするようになった。
一石二鳥だ。コート、ブラウス、モンペ、縫った、縫った。流行の洋服を追わなくていい。着やすい。欠点があって少し縫い目めがとんでいても自分が着るのだから、言わなければわからない。良いことづくめ。
俳句は?まるっきり忘れたわけではない。結社からは脱会した。新聞の俳句欄は読まない。夫がテレビの俳句を観ていても気にもならない のに。
旅先で俳句ポストがあれば、投句をしてみたりする。
疎遠になった友人のことを、街で見かけた人がよく似ていると、ふっと想い出すように。

又、恥ずかしながら昔のように俳句狂い、夜も日も夢中になっている。

  昨日のしり取り俳句
  ✾  河鹿笛鼻緒くひこむ宿の下駄   

  ✾  峰寺の山気桔梗のうちふるへ

  ✾  栗の花匂ふ生きてゐる実感   
 
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