この可愛い 猫と犬がいなかったら、何とつまらない毎日だったことか。
姫 がお姉さん。 殿 が弟。
姫 はわが家の女王。 今もこれからも。
殿 が亡くなって、「姫 殿が 死んだ。母さん辛い 辛い」 と姫を抱きしめながら言った。
姫 は 私の頬に手を添えて、しばらくそのまま。猫がこんなことしますか?「泣くな 泣くなあたしがいるじゃない」か とまるで、慰めてくれている仕草。
★ 緑陰へ呼ぶ犬の名はソクラテス 秋元不死夫
情景が目に浮かびます。ちなみに昔 飼っていた猫の名は ナポレオン。
☆ 天の川後脚を抱き犬ねむる 加藤楸邨
難しい言葉を使用しなくても良い俳句の見本です 。
☆ 古犬が先に立つ也はか参り 一茶
殿もわが家の墓地を知っていた。車が近づくと、ここ、ここと吠えていた。
車から飛び出すと 墓を目指して駆けて行く。
★ 陽炎や猫にもたかる歩行(あるき)神 一茶
姫 もさぞや、自由に外を歩きたいだろう。
🐢 尿する犬の背キチキチ跳びこしぬ
灰色の空。 姫 がいるだけで、どんなに癒される日々か。