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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

 2/10

2016-02-10 17:37:34 | 俳句
 10日間のしりとり俳句から選句。
私の おつむ の中はだいぶ錆ついていて、選に迷った。
一応10句 選をしたけれど、、、
一人で何句も良いのがあって困った方もいる。
とりあえず、10句 好きな句を選んだ。
     
     

   

   爪先の割れた地下足袋ふきのたう   かげお

   涙とは心に残り梅一輪    龍吉

   梅東風やうつろ貝から波の音    樹里

   春兆すじゃんけんぽんで鬼の役    雲母

   仁丹のホーロー看板春浅し    アネモネ

   琺瑯の看板錆びて水温む   ラスカル

   手鋏の握りの固き余寒かな   ぴのこ

   馬酔木咲く土佐路は川に沿ひてゆく    陶子 

   絵踏みなき世の飽食の独り言   菊子

   

      

 たとえようは悪いが、いくらお遊びといっても、(下手な鉄砲も数打つちゃ当たる)と五 七 五 になっていればよいと思っている節の俳句がある。
俳句未満 川柳以上  のような句である。

しりとり俳句で、ヒントをもらい、推敲して、きっと俳句に仕上げているとは、思っている。
私だって、勿論そうである。

ご母堂さまが、亡くなられた。
俳句の師が亡くなられた。
そんな方の俳句は、溢れ出ている真実の心が読み取れる。

私を含め、もう一度、真摯に俳句に向き会わなければ、いつまでたっても、俳句以前の俳句から、抜け出せないと思った。
コメント
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