無償の愛情を注げれるのは この猫以外には無い。
昨夜も夜中の二時に「うんちをした」と起こされた。ベッドの下に来て鳴きつづける。
寒い。これから未明にむけて一番部屋が、寒くなりかけた時。いつもは、夫がうんちの始末をやってくれるのだが、気づかずに眠っている。
うんちの整理を終わり、抱いて階下の猫の寝床に連れて行く。階下にも猫トイレを置いているのだけれど、ここにはおしっこをやっていた。それが嫌で二階まで登って来たのだ。
毎日、抱くたびに、体重が減っていると感じられる。身体を撫ぜると、掌に猫の背骨が当たる。これも段々ときつくなる。痩せてゆくのが、伝わってくる。
犬も癌で亡くなった。
無くなる前から、いやな咳をしていた。それと同じような咳を今 「姫」がしている。獣医から癌の細胞が有ると聞かされている。歳をとり、自然体で老衰に向かっているのに接しているより仕方がないと諦めている。
いつ寝転んでも暖かいように、一日中、電気の毛布を敷いてやっているけれど、今はパソコンを打っている私を追って来て、足元の猫ハウスで鼾をかいている。
片時も私から離れようとしないのである。
愛しい。。。としか言いようがない。
実際は昨夜も二階に上がってくるまでの階段に「うんち」をぽとぽと、ぽととみっつばかり落としていた。気がつかなければ、踏んでしまうところであった。お尻の締まりが悪くなっているのだろう。
腹が立つより、可哀そうだと、、、思のである。
しりとり俳句から
🍒 爺さんの夜咄の席空いたまま (夜)
🍒 狐火の話せがまれ日向ぼこ (狐火)
🍒 虎落笛奈落のごとき石切場 (虎落笛)
🍒 天窓の一角へ雪吹き溜まり (窓)
情はこもっていぬが、景が見えればよいとしり取り俳句を作っている。今の私の精一杯の楽しみ方である。