老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

 勘違い  計算狂い

2017-12-23 12:14:20 | 俳句

      

 勘違いをした人が今年は多かった。
勘違い、思い違い、自分の思い通りに事の運ばなかった、人といえるか。

 小池百合子。豊田真由子。貴乃花。白鵬。

 昨日は胃の検査で丸一日が潰れてしまった。
幸い、結果は良かった。まずひと安心である。
薬局で薬の処方を待つ。ふと、目をやると、夕闇のせまる河岸の水鳥が集まっていた。

川鵜か、青鷺か定かではないが、その内の一羽。
群から離れて、水面をじっと見つめている。
黒いシルエットの鳥を見て、貴乃花を思った。
思慮に欠ける、組織の定款も守れない、力自慢で横綱にはなったけれど、世間を舐め切った態度を苦々しく思っている人はそう少なくはないのではないかな。
孤高の人とは思えない姿。お山の大将が右往左往し、(この鳥は一点を見つめていて揺るぎない)言葉さえ見つからないので沈黙をしているに過ぎない。
マスコミが囃したて、ネットを賑わさせた罪は大きい。
しかし罪には問えない、せめて組織の定款をちらつかせるしか、相撲協会は打つ手が無い。
貴乃花の人気には驚いた。一般の人と、黙して語らぬ、知識人の乖離をつくずくと感じた数十日であった。世間知らずの専門馬鹿に日本中が掻き回された数週間のこの騒ぎは、、、

 小池百合子も、、、

           

 そして気が付けば、誰もいなくなった。(こんな題のドラマがあったけ?)

 二人とも、周囲から持ち上げられて、自分を見失ったことは確か。
謙虚さに欠け、勝って兜の緒を締め忘れた二人。

貴乃花が 宮沢りえ と婚約を破棄した時の言葉。
「嫌いになったから、、、、」
付けたす言葉は一切なかった。相手の女性を思いやる気のない言葉に開いた口がふさがらなかった。
この時から、この人のお頭の中身を疑っていた。お目出度い人だと、、、、
そして、若乃花との親方株を巡る権利争い。恥ずかし気もなくテレビの前で世間、法律的にも通らぬ 「ゴネドク」 を発信し続けた。
今回も ゴネ ればと計算をしたか?

小池百合子しかり。
「ふくすい盆に返らず」

言葉遊びをしている自分も謙虚さを失わないように、己を知らなくては、。
薬の処方を待ちながら黒い水鳥を見つけ思い浮かんだ昨今の事、、、。

 少し言葉が過激になりすぎた。
小池百合子には女性として頑張って欲しかったが、期待外れだった。


 しり取り俳句から

    🍒    冬ごもり小さなスマホあれば足る    (冬ごもり)

     🍒    古書店の棚く づれさう嚏かな     (古書店)    

    🍒     冬虹を狐の嫁入くぐり行く     (狐)

 

 

コメント
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