老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    鳥がいない、、、、

2018-02-06 12:28:00 | 俳句

        

 ふっと気がついた。
鳥の姿が見えぬ。
鳴き声がしない。

いつも来ていて、今まで気づかなっかた。

 去年、不注意から眼鏡を落としてしまった苦い思い出が残る椿園。
そこにも普通なら、この頃であれば、ひよどりや、雀など、どこでも見ることのできる定番の小鳥がいるはずである。
椿の葉がくれに枝渡りしているであろう鳥が一羽もいない。

     

椿園や、梅園を巡り、蠟梅の坂道を登ると、飛行場がある。

電波塔やくるくると回っている「何て名前」扇風機の大きな羽とような建造物。近くには管制塔がある。

     

 空には真っ白い春の雲が。、、、見ただけで旅心がわいてくる場所なのだ。離着陸する飛行機が見える。

 もしかすると、飛行機の離着陸の時に発する大きな爆音が、鳥たちが近かずけないでいるのではないのかと考えた。

       

 もうすぐ三春から讃岐に贈られてきた瀧桜が咲く。
あの日本三つに入る名にしおう桜、三春の瀧桜の子供。固い莟を付けている。

何棟も温室が建ち並び、県民がいつも花を見に来る農業試験場である。
小鳥の囀ずりが色を添えたら、もっともっと素晴らしく楽しい場所だと、少し残念だ。

 

しりとり俳句から

     🍒   梵字薄る磐に幣張る寒桜    (薄い )

     🍒   瀧桜讃岐へ嫁に三春から    (桜) 

     🍒   塗盆に粗相を残し雪うさぎ    (雪うさぎ)

      🍒   早梅や満ちたり欠けたり月ひと夜   (梅)

     🍒   父遺す今年も見事盆の梅     (盆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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