久しぶりに、温泉施設に行く。
夫婦で心臓を患い、温泉施設で心臓に異常がおこる事を心配をして遠ざかっていたが、毎日毎日冷房で身体が冷え込んでいることから、ぽかぽかじっくりと身体を温めなくてはとの思いからの温泉行となった。
もう山道を行くと、ひぐらしが鳴いている。
湯につかりながや、こんな幸せ、、、何と久しぶりぶりだろうと遠くの山を移りゆく雲を見ながら、、、、
ある国のお姫さまが恋をした。
いつも従っている侍女と森を歩いていて花を摘んでいる間に侍女とはぐれてしまった。
そこへ現れた、森番の青年?煙突掃除の青年?の爽やかな物腰や言葉に、いつも接している心ここにあらぬ表面だけの会話をしている人と、どこかが違うところに恋をしてしまった。その日は、森の奧から、お城まで白馬の王子のごとく送ってくれた。
そこから、お姫様と貧しい青年の恋のはじまりで、恋をする娘の為に王様とお妃も青年の物おじをしない王を王とも食わぬ一直線の眼差しと態度に、後ろに強欲そうな母が控えていることも知らず、そんなことは些細で、姫の幸福のさまたげにはならぬ、若い二人が仲良く幸せであれば良いと結婚をゆるした。
国民もお姫さんが幸せそうで、その内に貧しい青年も勉学に励み、立派になることだろうと祝福をした。
どこかの遠い国の物語だと、我々国民もシンデレラボーイに声援を送り、上手く事が運ばれて目出度し目出度しのニュースで終わったのに。
それが我が国の皇室の事となると、かまびすしい国民は黙っておられない。
庶民の私は、大衆風呂につかって、幸せを満喫しながら、真子さまも生まれお国が違っていたら、、、なぞと想像をして、風呂で長居をした。
どのような決着となるのだろう。
今、結婚を反対すれば、一生独身で誰とも結婚をしない傷つく娘になると真子さまの両親はそんな心配もしているのではないかと杞憂をしてみたり、、、、(いらぬおせわだ!)
🍒 湯の桶の音の響きも晩夏かな
🍒 病葉のはらと舞い落つ露天風呂
🍒 蜩や独り来てゐる湯治宿