
( 鳴門の俘虜収容所のデスマスク)
こんな句を見つけた。
🍉 竹皮を脱ぐ波音も志士の国 斎藤梅子
📯 山椒魚の水のよどみも伊予のくに * * *
最近見つけたこの二句。
暇をかこって読んでいた、古い俳誌から見つけた。
梅子氏は黄泉の国に旅立ってしまわれ、地方の俳句界を牽引されていたが心ざし半ばであり残念であっただろう。
徳島の俳壇の旗手であったのに。
梅子氏の句から土佐の龍馬が、竹の皮を脱いで若竹に成長をしてゆく過程が?解る気もする。
しかし、句の意味はこんなもんじゃないですよ、と梅子氏が言っているような?
山椒魚(はんざき)の句はこの結社で今の指導者の方。
句は理解できるが言葉の斡旋においては上の句とまったく同じ。
類想でも類句でも無い、定番の言葉の斡旋方法は便利だと感じた。
他には良い句が沢山あるようだ。
「、、、も、、、、、、の国」
⛅ 夏の霧隠す峠も出羽の国
🐳 海鮮料理の海老の踊るも阿波のくに
🗾 五重の塔植田に映ゆる安芸の国
🍎 一直線のアップル道路も陸奥の国
🐙 念仏踊り空海の国も水を乞ふ
🐠 敗戦日鳴門に俘虜のデスマスク
不肖私が俳句遊びをやってみた。いくらでも出きるは出きるは! 「五 七 五」の定をなした句が、、、、
連想もおのずから生まれてきた。
いい言葉の斡旋法を見つけた?
俳句はお遊びで~す。 (#^.^#)