老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   海の見える景色 捨てがたし

2018-10-02 14:46:56 | 俳句
 
         

 良い天気。
秋暑しと云うべきか。

 外に出て景色を見れば、秋の空と秋の海、そしてはるかに小豆島が。

 坂を下ると我が街で一番高いマンションがある。
マンションを横目に少し行き、JRと琴電の線路を跨ぐと海があり、まことに小さな漁港があり湾を囲む突堤は犬と良く散歩をしたところ。

      犬と猫の想ひ出つまる秋の家      

 玄関から道路へは階段になっており、14段くらい登り降りをする。
家しかり、街へ行くのも階段と坂を上り下り、これが足にこたえだした。
痛むのだ。

 引越しを決めたのはこの坂と家の階段が問題に。
ここへきたのは13年前。
 マンションで犬と猫が飼えないから、中古の家を買って引っ越してきた。
医師から、過激な運動は無理でも、せいぜい歩いて、有酸素運動をしなさいとのアドバイスもあってのことだ。
唯、歩くのではなく、私には犬との散歩を先ず一番に、それを望んでの事。

 犬も猫も亡くなり、足と腰が弱くもなり、この坂の家では、老人は住みにくくなった。

 13年間住み慣れた家に愛着もあり、一日伸ばしにしていたが、マンションの駐車場の抽選があって、、良い場所が当たった。いよいよ引越しを決めた。

朝からかたずけをやっていて、ブログを書く暇は無い筈だのに、、、、パソコンの前に、、、

 なかなか断捨離が出来ぬ。
大方は、パッチワークの布。押入れや収納ケースには整理しきれない量。

 本も置いて行こう。裁縫の道具もこのままに。
猫に餌をやりに来なければならぬから、、、? 
思い煩って、整理がああだこうだと捗らない。


 でも、でも、朝、目を覚ますと一番に見る海。
この景色を捨てがたい。
 爽やかな秋風、虎落笛を鳴らす冬の風、、、、、🎐を鳴らす海からの夏風、、、捨てがたし。



      

 先客万来。黒い猫も来るようになった。
「クロ」と名前を付けた。

       🍏     ジーパンの裾にねばねば蜘蛛の糸

       🍎     雨の粒この存在の蜘蛛の網



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする