老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    野良猫集団

2018-10-26 11:09:40 | 俳句
           


 このミミちゃんをここへ置いてゆく。ミミちゃん、チビちゃんと呼ぶ猫はまだ一才にはなっていないと思う?が。仕草は仔猫そのものだ。

 夫婦はこの猫軍団にめろめろの毎日。

朝は窓の下に軍団の三匹が並んで待っている。

一匹づつに
「ミミちゃんお早う。おとらちゃんお早う。黒ちゃんお早う」
と、声をかける。
ミミと黒が「ニャアー」と返事をする。
おとらちゃんは無言。


         

 このミミちゃんの寝姿。
朱い箱に座布団を敷いてやっている。
そこで爆睡。

 昨日は、黒ちゃんと一緒に箱の中でお昼寝。
四匹の野良猫軍団で、黒だけが雄猫。
他の三匹とも仲は良い。

        

 今も、外で猫の喧嘩。
きっと、ななめが、おとらちゃんか、ミミとやり合っていりのだろう。

ななめは最近まで、我が家は自分の縄張りだと思っていたに違いない。
それが、私達は、四匹にわけ隔てなく、餌をやる。
ベランダの猫ハウスを取られ、朱い箱では黒ちんとミミが専用をしている。
それが気にいらぬのだろう。
ミミが一匹でいる時は、いじめかたがすごい。ミミは固まってしまって、身動きができなくなる。
おとらちゃんともにらみ合いをする。
黒ちゃんとだけは、仲が良いみたいだ。

ななめだけは、外で餌を食べぬ。
家に入れてやって一匹で、食べている。
餌の取り合いがすさまじい。
他の三匹は、三つの皿に分けると仲よく食べている。
ななめは可哀そうに一匹狼になっているみたい。家の中で食べさせてやらなければ仕方の無い状態に。

四匹の野良猫に目が離せぬ毎日。
引越しの日取りは決まっている。
困った。困った。嘆かわしい日々が続く。


            


           孤独な ななめちゃん。




            鏡に手あてれば冷た朝の鵙

            くくみ声の烏秋水翳りゆく


         



 

コメント (2)
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