買物の後、その辺りの里山を散策する。
四国で一番大きいといわれている古墳の周囲を一巡りした。
うかうかと出できし散歩秋日濃し
秋日傘月に一度の大師講
老婆とすれ違う。
パラソルの骨が折れていた。挨拶を交わす。全きさぬき弁の方で思わず笑っちゃった。
畑がきれいに耕されていた。
秋耕や古墳のかなたに日の没りぬ
秋晴れて宇宙船ごと古墳かな
前方後円墳が船の形に見えた。
虎落笛深眠りゐる古墳かな
虎落笛は冬の季語だが、その笛に似た風が後ろで鳴った。
途中、見つけた。
遠くから見ると崖に刻んだ仏さまかと思った。
木の根がまるで仏さまの容に見える。
なんとみごとに張った根。そしてくずれた崖が半分残っている。
私には 仏さま に見えるが、はて他の人達には、、、、
神代桜とやつばらなる小菊かな
白粉花の紅色しをりをりにけり
今日は思いかけずに句が拾えた。