老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

     夜の競技場を利用、、、

2018-12-26 10:41:54 | 俳句

   

 一日中、家に籠もっていると身体を動かしたくなる。

屋島へ行くには遅い時間。

近く(ほんの近く、ベランダから屋根だけが見える)の陸上競技場へ歩きに行く。

夕闇がせまり競技場に灯が点り初めた。川面に建物が写る。この時間だと犬の散歩をする人に逢う。

    

 建物の周囲を川べりに沿い何周か歩き、競技場のトラックを見下ろせる場所を歩く。

仕事帰りのアスリート達が三々五々トラックの中で身体を動かしている。

こんな電飾がトラックを楽しませていたとは、この競技場に入るまで気がつかなかった。

この建物の周囲と競技場を歩くと小一時間。

私のように夕方の散歩に来ている(多くは老人)同じ人に一周をしている間に何度もすれ違う。

ここは観客を雨から守るための屋根があって、明るい照明の下を夜でも楽しく歩る。

幸いに暖かい日が続いているから、冬の夜であることも忘れている。

(ちなみに夏は屋根は日よけの役目、そして屋島颪の風と川面を渡る風で涼しいことこの上のない場所である)

 通勤電車が幾度も競技場に沿って走りさるのを見送る。東へ行くのに乗れば、古い家に着く。そんな事を考えながら夜の散歩の出来る幸せをかみしめることの出来る競技場がある。

               

           冬の汗美し競歩の選手達

           冬の月そのかみ貍の古戦場

 

あてつけの苦し紛れの句だ。源平合戦だけでなく、映画にもなった阿波の貍と屋島の貍の古戦場跡でもあるこの辺り。

 

コメント
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