老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   どこにもある 浜辺

2020-07-27 17:59:50 | シニア



猫ちゃんに逢って癒されて帰る途中、連休の四日間はじっとおとなしくしていたから、海辺をドライブする。

我が家は国立公園、屋島の麓にある。
山頂もそう、麓にある うどん家 も常に県外のナンバーの車で賑わっている。
特に今回の休みは、江ノ島や箱根ほどでもない(足元に及ばない)が、私の散歩道辺りは列をなしている。
エゴのかたまりだけれど、いやなんだ。コロナ菌を持って来られると!
それで、外出を特にひかえていた。
香川の観光地の№3~4だ。

向こうに見える島は、、小豆島にハンセンの島の大島か。


     

弓なりになった浜辺を歩く。
慎ちゃんがここへ来ると、一目散にかけて海に飛び込んだ浜だ。
海から上がると、砂の上でころころと転がる。
身体中、砂もぶれになり、持っていたバスタオルでは追いつかない。

楽しい可笑しかった記憶がよみがえる。


     


大きな城塞のような建物は
石の彫家「流 政之氏」のアトリエだ。
彼はすでに93歳で亡くなっている。
西洋建築風の流氏のアトリエ。
少し離れて「イサム・ノグチ氏」の昔の庄屋さんの古民家を移築した日本風のアトリエ。
二人の巨匠は意識をしあったアトリエかしらね~?

お二人とも、庵治石の産出される庵治半島を仕事場にした。

きっと、この四連休にも世界中から二人のファンが多く、アトリエを訪ねて来たに違いない。

浜辺が紫色の花で染まっている。
いつの間に?  初めて見る花だ。
慎ちゃんを連れて来ていた時はこんな花はなかった。

     
       


浜辺を覆うように咲く花。丈は高いので50センチくらいだ。横に横に広ごっている。


     

砂浜の一角、防波堤の下に固まって咲いている。
「あなたのお名前何てんの?」
答えは、かえってこない。
ゆっくりと、調べなくちゃ、、、と思っている。
遠い海の向こうから、種が運ばれてきた?
あの「椰子の実」の歌のように、、、? 

突然、12時を告げる音楽が、耳のそばで鳴りだした。
なんと「エーデルワイス」の歌。
田舎の鄙びた本当に鄙びた海辺の海岸通りで「エーデルワイス」
ギャップがすごい。何か町と関連をしているの?
バイオリンニストの川合郁子さんが近くの生まれだけれど?
そんな一時をすごして、海辺のドライブを終えた。


     🌊    夏の浜夢さそふ名も知らぬ花

     🌊    亡き犬が遠泳しをり白昼夢
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする