老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   合歓の花

2020-07-13 09:40:23 | シニア
          

合歓の花にはいつも心が癒される。
昨日のダム湖の畔。
合歓の花が行く先々にあった。
数えきれぬほど慎ちゃんと来た散歩道だが、こんなに合歓の木がたくさんあった
とは気付かなかった。


    

夫の父祖のお墓詣りに行く街道。
阿波と讃岐をつなぐこの道このを私はひそかに合歓の花街道と呼んでいる。
今頃、ここを通ると、片側は山で片側は渓の道沿いに合歓の花が咲いている。何キロか続いている。
以前は合歓の花と名付けられた喫茶店もあったが、いつの間にか店は閉じられた。

      🎐     合歓の咲く峠くだれば母がりに


合歓の花からはいつも美智子さまの「ねむの木の子守唄」を想い出しては口ずさむ。
美智子さまのご実家に咲いていた合歓の木を想い出してお作りになった歌詞らしい。

さーやに唄って聞かせたであろうと想像をしたりもして。

            
先だってのZOOM句会で合歓の句が出ていた。

     ⛵    島ぢゆうをそめて花ねむ楸邨忌    梅子 

友人出かけた隠岐島での句らしい。
良い句だと思ったがその時は 楸邨忌 が理解できなかった。
後から考えれば

     🌊   隠岐やいま木の芽をかこむ怒涛かな    楸邨

句会では咄嗟にこの句を思いつかなかった。
しかし先生は話題に挙げていた。
いいな~。落ち着いて師の言葉を冷静に聞くことができたら、、、関東に住んで句会にいつでも参加をできた人達がまことに羨ましい。

特選にならなかったのは、島だけでは 隠岐 が普通では浮かばないかも。
しかし良い句に接することができた。

     🎐    放水の風うむダム湖合歓の花

     🎐    こもり唄花合歓ゆする風やさし


      


コメント
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