Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

産婦人科医療の不安解消を!

2006-04-13 23:58:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

現代社会を象徴する表現の一つに「少子高齢化」なる言葉があるのはご存知だと思います。新生児の数が年を追って減少するのとは裏腹に、平均寿命の延びもあって、高齢者がこちらは増加する様を表わしたものですね。
出生数の減少は色んな原因が絡んでおり、単純な言及は慎むべきでありますが、住宅事情の不十分や、教育コストの高騰などが代表的な所でしょうか。更にもう一つ、憂慮すべき問題が表面化して参りました。
それは女性の出産と言う大仕事を支える、産婦人科医や助産師の深刻な不足です。
この影響で、地方の公立病院の相当箇所にて産婦人科の医療活動が不能となるケースが相次ぎ、出産を控えた多くの若い既婚女性が不安に陥っている様です。
原因として、産婦人科医の絶対数不足から来る激務の為、又それにより敬遠され、志望者が減少する、との悪循環がある様です。又、この科は何か問題があった際、訴訟となるケースも多く、その事が若い医師にこの分野に向う事を躊躇させているのではないか、との話も聞きました。
昔、親族や地域社会に支えられていた時代はこうした不安も少なかった様ですが、戦後に至っての急速な都市化は核家族化を進め、こうした協力の輪を断ち切ってしまう結果となりました。
こうした時代の出産育児には、かつての地域社会に代わる現代的な社会の支援が必要なはずですが、産婦人科医の深刻な不足はこうした事をも脅かしかねません。
少子高齢化は今後の社会に対し、ともすれば様々な悪影響を及ぼすと良く言われますが、そうであればこうした医療面をまず立て直し、出産育児に直接の不安のない様まず万全を期すのが筋と言うものでしょう。
若い女性達の価値観、人生観が多様になって来ているのも事実ですが、少子高齢化をそれらのせいばかりにするのは見当違いの謗りを免れないと強く思います。*(SOS)*
コメント
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