Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

希望~弾丸列車の残像

2010-03-17 00:13:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!春が来る前「寒の戻り」の夜であります。

春・・・それは本来、一年で最も希望に満ちた時季のはずですね。
年度が変わり、学校や主な企業でも新年度を迎えます。しかしながら、何とも好材料の少な過ぎる祖国日本の現状・・・。主な原因は、やはり政治の低迷ではないでしょうか。

相変わらず、方向性の定まらない民主党連立政権。少子化対策の「こども手当」創設と、高等学校授業料の大幅低減は良いが、財源の問題をどうするのか、依然改善の見込めない医療危機の問題、与党間の見解相違が大きく、全く意思統一が図れない在沖縄・普天間合衆国基地の移転問題はどうするのか、具体的方向は不明のままです。

「こども手当」「高校授業料低減」の両問題は、連立与党の人気取りの側面が強く、野党など反対側よりは「ばらまき」との批判も強く寄せられて参りました。特に後者は、朝鮮高級学校の反日的教育方針の姿勢が問題視される中、他の高校同様に授業料が低減される事への大きな疑問が示され、野党自由民主党は十分な審議が尽くされなかったとして、強く抗議しています。その姿勢は十分理解できるもので、自らの野党時代には、同様に政権党の姿勢を非難していたにも関わらず、一度政権側となれば、自由民主党同様の強行採決も平然と行う民主党の不見識には、大いに疑問を感じます。

沖縄の合衆国軍基地移転問題でも同様。理想主義に突っ走り、県外や国外移転の線に固執して、地元沖縄の経済面を一顧だにしない社会民主党の跳ね上がりを、鳩山内閣総理大臣は、指導も牽制もする様子はない。
その為に、移転先問題の決定は大幅に先延ばしされ、この5月中の決定さえ危ぶまれる始末。昨日の、アジア歴訪中の合衆国々務長官の来日が中止されたのも、この問題の速やかな決着が望めない為だったからではないでしょうか。
この問題は、昨今中華人民共和国が我国近隣にて軍事行動を活発化させている現実を考えると、決して好ましいものとは言えず、将来へ向かっても、我国の安全保障に影を落とす可能性はあり得るでしょう。

自由民主党にても、離党する各位が新党結成を模索する動きをされている。そうである以上、民主党連立政権も、もっと明快な政治姿勢を明らかにする、国民に対する義務があると私は見ています。そうでなければ、これまでの半年同様、これからの半年も徒に過ごす事となり、今夏の参議院選挙の勝利は覚束ないでしょう。その結果、我国の政治は更に混迷し、国民的希望は更に後退し、鳩山政権が解決を公約した少子高齢化、経済低迷の諸問題も、未解決のまま終わる事でしょう。

先月当地を去った、新幹線500系「のぞみ号」は、想えば父祖の憧れた「希望の形」でもありました。
今の政治社会が、果たしてこの様な希望の形を強力に生み出せるのか、ちと疑問ではありますね。*(新幹線)*
コメント
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