コナサン、ミンバンワ!9月に入っても厳しい残暑。多くの熱中症による犠牲を生じ、歴史上最も暑い夏であったとの話も聞いた。後数日はこんな気候の模様。引き続き、お互い健康安全留意にて。
さて、一昨日土曜日の事だが、岐阜の悪友と再び長野南部の木曽谷へ出かける機会を得た。旧中山道、須原宿の散策などを行った帰途、岐阜・長野県境付近で用途廃止となった軽便規格の小さな鉄道車両の残骸を見かけた。悪友によれば、かつて有名だった木曽森林鉄道の材木搬出などの営林事業に使われていたらしいとの事で、先頭のベージュ塗りの車両は明らかに冷却系を持ち、給油ハッチなどを備えている事から、林業関係や沿線住民の各位が利用されたガソリン動車であると見られ(小さいので、半世紀前の当時はディーゼル機関の搭載は無理だったろう)、材木を運ぶ運材車を介して列車の後部を固める車掌車こと緩急車の3車が残っている模様。特に車掌車は今、全国に殆ど残っていないと思われる木造車体である事には驚かされた次第。
長野県下にては、同じ南部の赤沢森林鉄道の一部が観光用に残され、動ける列車もある様だが、木曽森林鉄道の方は、その遺構が年毎に失われている様だ。画像の様な車両を初めとする遺構も、このままではいずれ解体され失われる事だろう。歴史的価値もあるだけに、自治体による寄付募集などの対応策が強く望まれる所だろう。