Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

どうする 老朽インフラ

2012-12-05 23:04:18 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!12月に入り、どうも今冬は気温低めの厳冬傾向となりそうな気配である事が分って来た。今週初めも結構寒かったし、この週末も、低温傾向の様だ。良く言われる風邪やインフルエンザの他、今冬は数年ぶりに流行の兆しあるノロウィルスと言う難敵も控える。年の瀬と言う事もあり、お互い、くれぐれも健康安全留意にて参りたいものであります。

さて、衆院解散総選挙期間と言う事もあり、各政党は、様々な選挙公約を手に、主張を続けているのはご存知の所だが、一つ気になるのが、公共事業に関する捉え方だろう。折しもこの日曜、山梨県下の中央道上り線トンネルにて、天井構材が崩落し、通り合わせた車両数台が巻き込まれ、10余名もの死傷を生じる大惨事となってしまった。まずは、犠牲となった9名の方々に謹んで弔意を表し、負傷の数名の皆様にも、心よりのお見舞いを申す次第であります。

この事故の原因は人災である可能性が高く、問題の笹子トンネル上り線は、1977=昭和52年の開通以来、事故のあった天井部分の補修点検の記録が見当たらないと言う。この事より、道路管理会社は、天井の構材や取り付け金具などの点検を厳正にしなくても大丈夫、などと慢心に陥っていたのではないか。他のトンネルでは、人手が及ぶ所は取り付け部などを叩いて点検する打音検査など万全を期していたとかで、何故笹子トンネルだけが点検不備だったのか、これからの警察及び検察の捜査にて、糾されるべきと感じるのは、俺一人ではあるまい。

困るのは、こうした道路などの交通施設、インフラ・ストラクチュアの老朽化が全国レベルで確実に進行しているのに、それらの補修手当の為の予算が手薄な事だろう。かく申す俺も、余り大きな事は申せないかも知れない。何せ当地愛知辺りの道路施設も、例えば名古屋と三重とを結ぶ、名四国道23号の、木曽三川を越える長大橋の鉄骨などで破断が見つかっているのだから。こうした深刻なダメージは、いずれ我国全土にて問題化して来る事だろう。

今回の選挙にても、公共事業見直しに言及している例は少なくない。確かに、新規に造る、建てるだけの公共事業なら無駄もあるだろうが、既存の施設で老朽化してする所の修繕の為の予算までカットしようとするのはおかしい。むしろ、輸送の安全を考えれば、こんな見方は決して好ましい事ではなかろう。公共事業は、ともすればこうした必要な所も、不要部分と一緒くたにされ、無駄と見なされてしまう事もある。安倍自由民主党総裁も仰っている様に、事業ごとの査定を適切に行い、必要な修繕の為の、必須な事業予算は確保した上で、施設の安全確保に万全を期すべきであろう。又、同党の主張である「国土強靭化構想」にしても、まず生命の安全確保が主題とされなければなるまい。

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