Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

冬季五輪報道のあり様は・・

2014-02-16 23:43:11 | スポーツ

コナサン、ミンバンワ!先週辺りより開催中の、ロシア国ソチにての冬季五輪は、そろそろ佳境と言う所か。序盤は、女子スキー、モーグル部門の上村愛子選手や、同じ女子ジャンプ・スキーの高梨沙羅選手の惜敗など、スロー・スタートの印象あった日本代表だったが、日程が進むにつれ、男子スノー・ボード競技にての若手選手らのメダル奪取、先日の男子フィギュア・スケート競技にての、羽生結弦(はにゅう・ゆずる)選手の金メダル奪取、その後の男子ノルデテック・スキー複合部門の渡部暁斗選手の同部門初の銀メダル奪取と、ジャンプ・スキー競技にての葛西紀明・日本代表選手団主将の、歴代最年長での銀メダル奪取など、遂に本領発揮かとの印象だ。まだまだ、浅田真央選手の出場する女子フィギュア・スケート競技など見所が控えており、日本代表のこれからの活躍に声援を送ると共に、世界トップの精鋭が集う場だけに、各競技三人しかいないメダル奪取は、決して容易ではない現実にも、想いを致したい所ではある。

それにしても、この所の各メディアの報道姿勢は、決して感心できるものではないのも事実。冬季五輪のメダル奪取の話題ばかりが先行し、一方で大問題になっている、我が国内の雪害の報道が後回しになっている印象が付き纏うのだ。普段では考えられない積雪により、特に首都圏辺りの影響は大きく、高速道をメインに、雪で進行を阻まれた多くの通行車が滞留し、計千人を越える身動きの取れなくなった方々が、燃料切れなどもあって車内に留まれなくなり、沿道の避難施設への移動を余儀なくされるなど、これまでにない異常事態を生じており、又、同じ首都圏にては、大手私鉄の列車が、雪の影響から列車の安全を守る保安システムの限界を超え、正常に動作したにも関わらず先行列車との追突事故と、それに伴う乗客複数の負傷を防げなかった遺憾な事態を生じてもいる。又、鉄道線にても大雪による列車の滞留が発生、中には二昼夜も動けず、これ又乗客の方々が避難所へ移られた例もある様だ。更に、各地の公共施設などで、予想外の積雪の為に、屋根が崩落する危険な事故を複数生じた所もある様だ。

雪の問題で、国内がこれだけ混乱しているのに、メディアの五輪報道が先行している様であるのは問題だ。確かに、選手各位が国家の名誉を背負い闘っているのは理解できるが、やはりここは、先の震災同様、雪によるダメージを負った各地にとり有益な最新の警戒情報や避難場所の案内、気象面の見通しなどを優先すべきだし、これから同様の事態になった場合の教訓とすべきだろう。臨時に伝えられる交通情報も、決して十分な質量とは言えない所があった。事は人命がかかっているのだ。報道各社には、その事を念頭に置いて、伝えるバランスに留意してもらいたい所である。

Img_0951

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする