「衣食住」という言葉があるが、若い頃は優先順位で「衣」から「食住」というのが生活での重要な順番だったかしれない。
ところが還暦を過ぎてからは、優先順位が入れ替わって「衣食住」から「食住衣」になってきた。
一番処分しやすいのは「衣」で、喪服、肌着、靴下を除けば減らせると思う。
ここ何年かで、これから先のことを考え、まだ体力があるうちに所有物を捨てなければならないと思うようになってきた。
理想としては簡素な部屋で暮らし、趣味も楽しみつつ、すっきりと老後を歩んでいきたい。
世の中の流れに惑わされず、他人をうらやむことなく我が道をいけばいい。
しかし現実は限りなく出てくる所有品の選別、ごみ袋詰めに追われる毎日なのである。